攻め×攻めの せめぎ合いはおすきですか?
きっとバディもの!?
刑事の河東一馬と科捜研の神宮聡志がなんだかんだと事件に巻き込まれ、課を超えて協力しながら事件を解決する。おおざっぱにいえばそういうシリーズもの。でも一巻完結だからどこからでも読めます。
あと変わらない設定として、刑事の河東と科捜研の神宮は、一応二人とも攻め、タチ側である・・・んだけどいつも頭脳派の神宮のほうが一枚上手で、本来攻めのはずの河東は、なんとか立場を逆転させようとあがくが組ひかれてしまう。
一応バディものといえるのかなと思う。先に言ったがシリーズものだけどタイトルが全然つながりがないタイトルなので新刊が出ても見つけにくいです。でも、どの巻も関係性は変わらないので、すぐ世界観に入りこめて読みやすいです。
どちらに感情移入して読むか?
バディものと書きましたが、どちらかというと頭脳より体力、行動力の神宮…本来ならこんな設定なら絶対タチなのに、実際は受けの役回り。かたや美形でクールに科捜研の神宮は、BLの王道を行くなら受け側…でも実際は逆。性格も正反対、もし分類するなら河東はMぽくて、神宮は生粋のS…どちらに感情移入して読むかで、自分がSなのかMなのか自分の隠れた?趣向がわかる・・・かもしれない。
もちろん、二人を上から傍観する、そんな目線でみてもいいかもしれません。
最近ちょっとワンパターンかな
難点をあげるとすると、さすがにシリーズがつづいてくると、だんだんワンパターンかしている部分が出てくるのは否めない。
攻め×攻め対決…ではじまったけどいつも受けにまわるのは、刑事の河東一馬、最初はなんとか、攻めにまわろうとあがく河東の描写も多かったが、何巻も進むうちに、どーせ結局、事件があって、解決して途中途中河東一馬が結局攻めにまわれず、受け側に回る。そろそろ、先っちょだけでもいいから河東一馬が、攻めに回る描写が見て見たいと、シリーズもの全部読んでいる自分はそう思ってしまう。
いや自分だけじゃないシリーズものとして全巻読んでいる人はみんな思っているはずだ。
まあ、もっとも、毎回河東も素直に受けにまわるわけではないので、攻める神宮が、今度はどんな手で河東を犯すのかと、楽しむこともできる。まあ、そこがパターンて゜あり醍醐味でもあるわけなのだが。
あとわりとスッキリした読後感ではあるので、一見さんがどの巻からよんでも楽しめるます。事件も毎回練りこまれた話なので、事件解決までのくだりは読んでて飽きることも、ワンパターンだと嘆くこともなく、ひたすら読みすすめられます。
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