災害医療への関心 - Dr.DMATの感想

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Dr.DMAT

4.504.50
映像
4.50
脚本
4.50
キャスト
3.50
音楽
2.50
演出
4.00
感想数
1
観た人
1

災害医療への関心

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
3.5
音楽
2.5
演出
4.0

目次

災害医療にフォーカス

現代医療における災害医療分野は今後の日本での地震や災害に対して一般人も目を向けやすい内容になっていた。

数ある医療ドラマでも災害に目を向けたのは珍しいと思ったのと、わかりやすい内容になっていたのは印象的であった。毎回異なる内容と、こんな現場まで災害医療チームが介入するのかと知ることができる。

様々な医療観

自分ならこうするのに、など現場では様々な治療が秒刻みで更新されており、治療や処置についても葛藤や人間ドラマが垣間見得る。

医療者だけでなく、人間としての葛藤をも表現しているので共感をする部分が増えた。

成長

主人公は最初は弱虫で本当に患者を診れるのか?と思うほど不安がある少年であったが、話が進むにつれ自主性を持った医療人に成長し、人に言われっぱなしの性格が、人を動かす才能を開花させるようになる。最終的には予測能力の成長や、応用力の成長が目に見え、勉強になる回も多くあった。医療人の成長が1時間ドラマで垣間見得るのも医療ドラマの醍醐味だと感じた。

地震大国日本は、阪神淡路大震災、東日本大震災を経験し、いかに協力的で迅速な医療的対応が必要かが課題になっている現状で、災害医療分野も医師、看護師の必修項目になりつつある。災害拠点病院などという言葉もそう古いものでもなく、緊急時の対応が早ければ早いほどに蘇生率も格段に上がるとされている。現場では一分一秒を迷っている時間は無く、次から次に運ばれる様々な症状の患者を瞬時に判断、診断し対応しなければならない。

この作品は、一般人も医療従事者も現代における災害医療について目を向けやすい、状況を把握しやすい内容になっていた。

医療従事者の母と、一般人の父と揃ってなるほど、と口を合わせていたのが印象的であった。災害は起きないに過ぎないことだが、起こってしまう、予防も出来ないというのも現状であるから、その時現場ではどうしていたかなんて、確かに、一般人や一部(災害医療関係者)を除いた医療人からしても未知の領域とは思う。ドラマではケース毎に対応の仕方、また前回からの応用などを交えており、学生でも入りやすい内容になっていた。

このドラマをみて看護師を目指した、医師を目指したという人も周りにいるので、世間への影響力もとても大きいドラマであったと考える。

自分もこのドラマをみて災害医療への興味が湧いたのも事実であり、現在その勉強を続けている最中である。

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