製作側の同人作品 - これはゾンビですか? OF THE DEADの感想

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これはゾンビですか? OF THE DEAD

2.752.75
映像
2.00
ストーリー
2.50
キャラクター
2.25
声優
2.50
音楽
1.75
感想数
2
観た人
2

製作側の同人作品

1.01.0
映像
1.0
ストーリー
1.0
キャラクター
1.0
声優
2.0
音楽
1.0

目次

失敗する要素は0だった?

ライトノベルのアニメ化ではよほどでなければ基本3巻分程度を無理矢理まとめて終わります。これは1巻からの場合殆どラノベ出版社はとりあえず3巻まで出してその中で一つの話しに区切をつけ以降は売り上げ次第で続くか続かないか決めるのが多いからです。ですからアニメ化の際にも序盤からだと3巻分を1クールでやらなければいけなくなり、クライマックスの方が見所が多く色々話が盛り込まれるが過程を無視して結果だけ同じならよいという失敗であふれてしまうのです。しかしこれは2期ということ。さらに区切りいいとこまでやるな余裕で済む内容なのだ。原作では総集編などで1巻分はさんだりじらされたりしたがするがそこをカットして1巻分まるまる余裕が出来、かつ2期なのでキャラ紹介などの尺を使わず済むという嬉しい状況だったのだ。これでシナリオがカットされたとかいう不満も減らせ、10話しかなくても1話目(4巻)2~4話(5巻)5~8話(6巻)9~10話(7巻)という風に区切ればカットも減らせ話の内容的にこれで十分できる内容で失敗する要素はないはずだったのです。それをなにをトチ狂ったのか1話目からオリジナル展開やギャグ展開ばかり、原作本筋レールにすら乗らないでグダグダと関係ない話で前半をつぶしお約束の尺足らずになってしまいました。ちなみに1期は原作1巻を6話も使い後の2~3巻分を各2~3話程度にまとめるという暴挙で最後の原作での見せ場もスルーされるという最悪な展開をしてしまってます。脚本家は原作を読んでるのでしょうか?しっかり読んでいたらこうなるなんてありえないのですが、悪い言い方になりますが、無能といわざるをえません。

異常なトモノリ推しと京子排斥

アニメ本編もオリジナルに原作をわずかにミックスする流れでしたが、これもありえないくらい差別した作りでした。作中でも人気が高いトモノリですが彼女を異様に推す内容ばかりで話が進み他のキャラとの差別が本当に激しい作品でした。メインの3人以外では確かに人気があるキャラではありますが、オレっ娘ということでまた好き嫌いもはっきり分かれるキャラなのです。ですがアニメでは彼女推しとばかりに彼女メインの話ばかりでさらに原作の話からかけ離れていき、所々原作の流れを挿入するというトモノリアニメと成り果ててしまいました。これでは他のキャラが好きな人にはたまった物ではありません。そしてその煽りを一番受けてしまったのが作中では見せ場は少ないものの、所々で絡んできて、今回の話ではキーパーソン的な役割にもいた京子です。彼女がメインの話が全部改変されたった1話で締められてしまいました。実際の原作の流れでやるなら3話、少なくても2話は必要な重要な部分でした。しかしアニメでは本筋と違う展開で必要性もないけどとりあえずしょうがなく登場させた感が満載でさらに原作にはない顔芸というネタまで加えられて、製作者は彼女に恨みでもあるのでしょうか?と問いたくなるほど酷い扱いでした。トモノリが好きで京子が嫌い。それは作品の中でも個人によって違いますが、ここまで自分勝手に作りたいなら同人誌でも作って自己満足な内容にしてコミケなどで出してください。仕事ならちゃんと原作を読み、ある程度流れを理解し自分の欲望は抑えてください。そう言いたいくらいのトモノリ推し京子排斥でした。観てるのはトモノリファンでなくこれゾン好きというのを理解してなかっと言わざるをえません。

最後までふざけた内容(悪い意味で)

本当に最後までふざけていました。最終回では視聴者はとりあえずもう尺は100%足りないけどグダグダでも2期のラスボス「クリス」とケリをつけて終わるんだろうなと思っていた処に主人公の深層意識での主人公の心と対決とか原作にもない、意味不明なふざけた内容で2期のボス「クリス」と戦わないで終わりました。まさに開いた口がふさがらない内容でした。「ファンを舐めてんのか?」と当事は思った人が大半でしょう。本当に製作陣がいやいや作ったのとトモノリ以外は興味ないんだなというのが露骨に見えた2期目でした。この作品でまた製作会社「スタジオディーン」という悪名を広げてしまいました。ディーンに任せたら碌な出来にならないというのが、この作品あたりから広まり、この時代は京アニなどクオリティの高いアニメ会社の名前などが普通の浅いアニメオタク達からも前までは興味のなかったアニメ製作会社なども注目され始めたころですので、そこでディーン=駄作というのが一気に広まり始めたのです。そしてこの作品でディーンというのを知り過去の色々な作品を見て悪かったのがディーンであるのが多く、ディーン=はずれ、失敗という考えがアニメ界に浸透しさらに加速していきました。

2期はやらざるを得なかった?

さてこの作品、2期をやるほど人気があったのか?と問われれば応えは間違いなくNOでしょう。1期も原作をぶち壊し尺足らずの最悪とも言える内容で、途中で原作ファンからも見捨てられ、新規アニメファンからはまぁまぁ程度の評価でなぜ二期をやったのかといえば、間違いなく最初から決まっていて、会社同士の繫がりがあり作らざるをえなかったと想像はたやすいでしょう。この仮定なら2期の投げっぱなしでまじめに原作をやる気がなくただ好きなキャラのトモノリばかり出していた同人作品になったのもある意味納得がいくと思われます。せめて製作会社を別のとこにすれば1期からまだまともな作品が出来た思います。

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