面白かった!
ストーリー展開がいい
ちょっと複雑な感じもするんですけど、ヴァンパイアの概念を覆されたような気分になった作品ですね。まずもって高校の学部が普通部と夜間部があるんだけど、そこからが違うんですよね。私の中で夜間部って定時制のことかと思ってたんですけど、これの場合はみんな普通に学生なんですよね。ただ全員がヴァンパイアだからってことだったんですね。なんていうか学校の制度も一般的なものだし、委員会とかもあるんだけど、仕組みっていうか中身がちょっと違うっていうのが面白いところですよね。そしてまた、あるあるなんだけど主人公が小さいときの記憶がないっていうのが王道っていう感じなんですけど、展開がスムーズな感じっていうか私の好きな感じではありましたね。そしてやっぱり吸血鬼に血を吸われると吸血鬼になるっていうのは変わらないんですね。基本的に王道の設定が盛りだくさんだった気がしますね。三角関係とかもあるし、友情を描いている所もあるし、でも構成の仕方がうまかったっていうか。スムーズな流れで進んでいくからよかったですね。何より、原作ではそんなに出てこなかったキャラクターも結構出てきてましたしね。星煉は割と好きなキャラだったので、アニメでたくさん出番があって嬉しかったです。何とも言えないあの無表情な感じがたまらないんですよね。だから原作であまり出てこなかったのかもしれないんですけど。でもアニメに出てきてくれて意外といい味出していたと思うんですよ。原作でももう少し出てきてもよかったんじゃないかなって思うくらいにはいい活躍してた思います。表立っている感じではなくて陰で支えていたくらいですけど。でもあんまり特徴のない子といえばない子だったから、アニメで出すくらいがちょうどよかったのかなっていう気もしないでもないんですけどね。そういうところでもオリジナルストーリー的な要素があって面白かったと思います。私的にはストーリー的に原作よりもアニメの方が好きかもしれないですね。原作が終わっていなかったからっていうのもあるのかもしれませんけど、こっちの方が展開が読みやすいっていうか、次がどうなるのかっていうのを予想しながら見るのが楽しかったですね。原作は頭を悩ましながらみていたので、その分こっちでいい感じにバランスが取れていた気がします(笑)
声優が豪華だった
メインキャラがすっごい豪華でしたね。まずもって宮野さんが出てきている時点でおー!って思いました。しかもクールな役っていうか一番ドンピシャな役だったと思いますね。普段の宮野さんのキャラとのギャップが大きくて余計にハマっちゃいましたね。零の闇を抱えた感じがよく出ていたと思います。枢の声をやっている岸尾さんもよかったですね。やっぱり少女漫画系のアニメとなると出てくる声優さんはイケメンボイスを持った人がキャスティングされるんですね。諏訪部さんも出てたし、ほんといい耳の保養になりましたよ。皆川さんが女の子の役をやるっていうのも珍しいなと思いましたね。私の中で皆川さんってテニスの王子様の越前のイメージが強くて、男の子の役をやっている印象があったので女の子キャラをやるっていうのが新鮮な感じがしましたね。でも美女の役っていうのも悪くなかったです。ちょっとお姉さん系の役もいいですね。皆川さんの新しい一面を見た気がします。保志さんが少年系の役をやるっていうのもなかなかイメージになかったですね。っていうかちょっとした変化球っていうか今までの私の中でのイメージがことごとく塗り替えられていた気がします。でもないなと思ったキャラはいなかったです。基本どのキャラも声が合っていた気がします。キャスティングに間違いはなかったなと思いますね。
デザインがちょっと・・・
私的にこの作品に一つ不満があるとしたらキャラデザインっていうか作画ですよね。ちょっと古い作品だからっていうのもあるのかもしれませんけど、原作の方が画がきれいっていうか、漫画自体が好きで、期待していただけにちょっと残念だったなと思っちゃいましたね。特に優姫はもう少しきれい系に描いてほしかったなと思いましたね。アニメの方は可愛い方が強かった気がします。それに幼すぎるなっていう感じがしましたね。もうちょっと大人っぽい子のはずなのにそれがちょっと違うかなって思っちゃいました。なんなんですかね。目が大きすぎるっていうかこんなに明るい感じの見た目の子ではなかったはずなので、そこが何とも言えない複雑な気持ちになりましたね。映像そのものに不満はなかったので、唯一あるとすればキャラクターのデザインですね。そこがどうにもこうにも引っかかっちゃってしょうがなかったです(笑)演出とかもそんなに悪くはなかったんですけどね。やっぱりキャラクターって大事ですね。特にビジュアル面は大事だと思いますね。そこにこだわったらもっとより魅力的な作品になった思うんですよね。
三角関係が複雑だった
優姫は結局零のことが好きなんですよね。枢のことも好きだったのかなと思ったんですけど、お兄ちゃん的な存在っていうので留まっちゃったんですね。確かに見た目的にも似ている感じありますしね。実のお兄ちゃんと思っていても無理はないと思います。ただ枢は間違いなく優姫のことが好きだと思いますけどね。妹みたいな感じで接している節はあるけど、きっとそれ以上の感情があると思います。優姫は忘れちゃったけど枢には一緒に暮らしていた記憶がしっかり残っていますからね。陰からひっそりと優姫を見守っていたんですね。零も優姫のことが好きだったと思うんですけどね。でも零自体がそれに気づいていなかったっていうか、二人とも両想いだったのにな・・・って思うと切なくなりましたね。枢もそこに割って入ろうとはしなかったっていうのも何とも言えなかったし。三角関係のはずなのにバチバチのバトルっていうか優姫を巡っての争い的なのがなかったのは少し物足りなさを感じましたね。っていうか私的には結ばれると思ってたんですけどね。お似合いっていうかお互いに理解し合っている感じもあったから。でも零はなんだかんだ言って誰にも頼ろうとしなかったっていうか、全部自分で背負おうとしちゃったんですね。そこがちょっと零の悪いところっていうかそこで素直に優姫と力を合わせていれば結末はもう少し違ったんじゃないかなと思いますね。ただ瑠佳はすごい枢のこと好きな感じが伝わってきたというか、優姫に対しての敵対心がむき出しになっている気がしましたね。見た目によらず嫉妬心が強いっていうか、まぁ、それだけ枢のことが好きなんだとは思うんですけどね。きっと見た目とかだけじゃなくて心の底から枢のことだけを想っているんでしょうね。ただ、何が彼女をそこまでにさせているのかっていうのは分からなかったですけど、きっと枢の人間性に惚れたんでしょうね。あとは枢のカリスマ性的な?自分も結構才能とかもあるし、割と何でもそつなくこなすタイプだけど枢はその上をいきますからね。自分以上に才能を持っている枢に対しての想いが強いんですね。だからこそ枢が目をかけているのが自分ではなくて優姫だっていうのが許せないんでしょう。そりゃそうですよね。優姫よりも自分の方が劣っているなんて思いたくないって思ってそうですからね。何が枢をそこまでに駆り立てるのかっていうのが理解できないんだと思います。
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