タイトルのわりに怖くない
小野さん最高
もうなんてったって八雲の声をやっている小野さんがもう最高ですね。なんていうか落ち着いた口調で毒を吐くっていうのがほんと合っていると思います。個人的に小野さんは明るい元気な役よりちょっと大人びた落ち着いた感じのキャラの方が合うと思うんですよね。小野さんの低音ボイスってこう耳が幸せになるっていうか、ずっと聞いていたくなるような中毒性があると思うんです。黒執事のセバスチャンとかもそうなんですけど、やっぱり小野さん自体ちょっとSっ気があるから自然とキャラクターもそういう系になっていくんでしょうね(笑)あとは基本的に声を荒げるっていうことがそうないと思うんですよ。怒ったりしても静かに怒る感じで多少ボリュームは上がるかなってとこはあるかもしれないですけど、大声でっていうのってあんまりないと思うんですよね。八雲もまさにそれで基本的には終始落ち着いた話し方だったような気がします。何はともあれ小野さんのイケボはほんと神レベルってことですね(笑)
原作とまた違うストーリー
ここまで原作と違うアニメもなかなか珍しいと思います。原作とは別物としてみた方がいいと思いますね。出てくるキャラクターも原作で出てくる名前のはずなのにビジュアルが全然違いましたね。特に七瀬美雪なんかもはや別人でしたよ。原作では黒髪で心理学者みたいな感じで秘書みたいな感じのビジュアルだったのにアニメ版ではサングラスつけてるし、髪も金髪みたいな感じになっていて雰囲気がまるで違いましたね。何でここまで変えたのか謎でしかありませんでした。まぁ、でもアニメの中では成り立っていたからいいんですかね。でも私的にはそこまで変える必要はなかったんじゃないかなと思いますね。それに一心さんを殺そうとしたのも彼女だったはずなのにアニメでは全然違う人が犯人になってたし。アニメオリジナルのストーリーが盛沢山だったなっていうのが正直な感想ですね。それにショックだったのは原作ではまだ死んでいない一心さんが死んじゃったってことです。原作でも脳死状態にはなっていましたけど、それでもまだ病室にいるのにアニメでは臓器提供のためになくなってしまったっていうのがもうショックで・・・八雲にとってお父さんのような存在だったのに・・・八雲もよく犯人を許して臓器提供に同意したと思いますよ。それにはきっと晴香ちゃんの存在があったからなんでしょうね。彼女と関わるようになってから八雲は大きく変わりましたから。それまでは周りと距離を置いていたというか、見下していたというかそんな感じだったのにそれが丸くなったなって感じがしましたね。だからこそ犯人に対しても憎いという気持ちはあっても自分の手で復讐しようとは思わなかったんでしょうね。それにもう八雲は1人じゃありませんからね。晴香ちゃんがきっとそばで支えてくれるでしょう。あとは八雲のお父さんの正体も原作ではまだ明かされていないのにアニメでは死者になってましたね。しかも八雲の体を乗っ取ろうとするなんて思い切ったことするなと思いました。というかアニメでここまで先取りしちゃっていいんですかね(笑)もはや現実離れしすぎててついていくのに必死でしたね。名前まで出ちゃってるし。なんか斬新だなって思いました。
マンガよりも二人の関係が進んでる
マンガではまだそんなに二人の距離が縮まっているっていう感じじゃなかったんですけど、アニメではかなり進展しているなって思いました。まず八雲が晴香ちゃんのことを名前で呼んでいるところにびっくりしましたね。マンガでさえも名前で呼ぶシーンなんてなかったのに。だからその点ではアニメの方が好きですね。アニメの2人は間違いなくお互い大切な存在だっていうことを自覚しているというかそんな感じがして見ていてキュンときましたね。というかマンガよりも八雲が基本的に丸いっていうか角がそんなにない感じがしました。まぁ、話数が決まっているからっていうのもあっていいところまでもっていかなきゃいけないというのもあったのかもしれませんけどね。でもマンガでものすごくむず痒いというかもどかしくなっちゃってたので、ここまで進んでくれて逆にありがたかったですね。あとは真琴さんと石井刑事の関係がなんとかなってくれてたらなおよかったですけどね。晴香ちゃんに片想いし続けている石井刑事が早く幸せになってほしいと思ってるんですよ。真琴さんとならきっと幸せになれると思うんですよねー。アニメの中でそれほど絡みがなかったっていうか、真琴さんの性格もちょっと強気な感じというかクールな感じになっていたので、そこにはびっくりしたんですけどね。だからこそあまり接点がないというか二人でがっつり絡むっていうのがなかったんでしょうかね。第一真琴さんて結構最初の方で死者に憑依されるはずなのに違う人が憑依されてましたしね。だから余計石井刑事との関係が進展しなかったんでしょう。それにマンガより真琴さんが消極的な感じがしましたね。マンガではもう少しぐいぐい石井刑事にアタックしていた印象があったんですけど。だからアニメ版はこの2人よりも八雲と晴香ちゃんの関係に重点を置いていたんだと思います。
八雲の欠点が可愛い
マンガにはない八雲の欠点が可愛いなと思いました。まさかの脇の下が弱点って(笑)
あのクールな八雲がそんな弱点があるなんてギャップありすぎですよ。でもそのギャップがいいんですよね。シリアスな八雲の世界観には珍しいコメディの要素があってそこが良かったですね。唯一と言っていいくらいのコメディ要素だったんじゃないでしょうか。他のところは基本的に終始シリアスだったなっていう印象がありますから。晴香ちゃんもいつも八雲にやられっぱなしですからね。一つでも弱点があれば少しは仕返しにもなりますから(笑)でも脇の下が弱点の人って結構いますよね。くすぐりに強い人とかってそういうところが弱いって言いますから。飛び上がるまでいく人はそういないと思いますよ。どんだけ弱いんだって話ですよね。もうあの八雲を見た時は思わず吹いちゃいましたもん。
奈緒ちゃんがほんと偉い
とても子供とは思えないくらいしっかりしているというか、心の強い子だと思います。一心さんが亡くなった時も悲しかったと思いますけど、どうにかして前を向こうと気丈にふるまっていたと思います。八雲同様、犯人を許してましたしね。それに後藤刑事に引き取られた後もいい子にしてましたし、きっといい子に育つこと間違いなしですね。それに話せないこともひけめに感じてないし、むしろテレパシーで会話ができちゃうのがすごいと思います。一種の才能じゃないでしょうか。でもなんで一心さんの娘としていたんでしょうね。そこがちょっとわからないんですよ。いつから一心さんのところにいるのか、なんで耳が不自由なのかがそこの辺りが全くの謎なんですよね。私的にはネグレクトか何かを受けていて、耳は生まれつき不自由なんじゃないかなって。それで一心さんがそこを救ったんじゃないかなって思うんですよね。多分それが一番しっくりくる理由なんじゃないかなって。もしくはお寺に置き去りにされていたのかなとも思ったんですけど、そうなると物心つく前からいることになるんじゃないかなーなんて思ったり。色々考えたんですけど、アニメでも触れられなかったのでいまだにずっと謎のままですね。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)