王道的マニアック喧嘩漫画 - A-BOUT!の感想

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A-BOUT!

4.254.25
画力
3.75
ストーリー
3.75
キャラクター
4.00
設定
2.25
演出
3.25
感想数
2
読んだ人
2

王道的マニアック喧嘩漫画

3.53.5
画力
4.0
ストーリー
2.5
キャラクター
3.5
設定
1.0
演出
2.5

目次

シリアス?ボケ?どっち???

舞台は最強にして最凶な喧嘩が強い奴らが集まる、光嶺高校。

そんな中中学から無名の主人公朝桐が転校してきたが、一見なんに変哲もない高校生ではあるが

喧嘩をしてみると人が変わったように強くてかっこいい。

時々わかりやすすぎるボケを入れ込んだりと

寒いって思うときもあるが、

秀逸なボケを兼ね合わせ

シリアスな場面でそれをやってのけると思わず吹いてしまう。

時々シリアスなのかそうでないのかわかりにくくなるシーンが多い。

そこのギャップがまた面白い。

しかし、時たま読者を混乱させてしまうこともしばしばあると思われる。

THE 男の友情

1年ながらも頭角を現しつつあった朝桐であったが

現1年トップとされるまさきと激突。

まさきは極悪やんちゃなイケメンクソ野郎だが

朝桐と喧嘩したさい、彼の中の何かが朝桐を感じ取り、やがてファミレスなどで一緒に食事をするまでになる。

そういったライバルから友達の逃れが毎度毎度美しい。

時には殴り合ったりもするが

誰にも従わずに生活を送ってきた彼らが

阿呆の朝桐にだけは羨望の眼差しを送っていることが

男臭くて実にいい。

そして仲間のピンチにかけつけ

バカ!お前助けたんじゃねーよ

というくっそ下手なセリフもまた見ていて気持ちがいい。

お前ら....素直になれよ。

一応学園漫画なんだよな...?

舞台は最初いったとおり高校になるのだが

作中で授業もとい、学校生活らしき部分がまったくなく、挙げ句の果てには先生など1人もでてこない。

かなりのやんちゃをしている生徒たちがいる中

手がつけられないのもわかるのだが

それにしても何もしなさすぎである。

もしくは廃学校なのではないかと錯覚してしまうほど、いや本当にそうかもしれない。

死ぬ寸前の生徒がいたり、入院したり

学校ぶち壊したりなどが日常茶飯事的に行われているにもかかわらずあまりに不自然ではあるが

作者がA-BOUTのなんでもありの作風には邪魔だと判断したのだろうか...

朝桐の舎弟であるまさきがこっそり夜のバーでバイトをしているのだが、

なぜか知らないがこっそりやっていた。

なんでもありなら隠す必要ないじゃないかと思った。

舞台は学校3割、ファミレス4割、その他3割ほどであろうか、

ファミレスでちゃちゃくれあっているのも中々に傑作である。

全体的に高校生っぽくて高校生っぽくないのが逆に魅力なのかもしれない。

中学時代の回想でバイク乗ってんなよ...とか

ツッコミどころ満載である。

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編別で読んだA-BOUT!

VS東郷編!友情の強さを見せた朝桐。この回で重要なのは、やはり瀬下の存在ですよね。瀬下というと、初期段階ではかなり弱い、実況キャラだろうというイメージでした。でもvs砂原戦ではかなり根性見せてましたよね。あとは、かつてボクシングを習っていたかのような描写も少し盛り込まれていましたよね。とにかく瀬下は、いつも朝桐といるキャラだったので、そこで二年に目をつけられてしまうって、残念ですね。それにしても、光嶺で1年がスコアボードを使うなんて事はなかったんじゃないかと思います。それほどのことをやるとは朝桐も相当な度胸ですよね。それほど瀬下を殴った奴が許せなかったのかもしれません。そこで、朝桐だけじゃなく砂原や柾木、大門寺が付いて来るという展開もアツいですよね。そして、まさかあんな序盤で東郷とぶつかるとは驚きました。二年でもトップクラスの東郷が出てくるなんて、朝桐も厄介な相手に目をつけられましたね。それ...この感想を読む

5.05.0
  • 折木 大輝折木 大輝
  • 160view
  • 2091文字
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