内容が稚拙すぎます
前作よりも……
んー前作よりもひどいですね。前回はまだ作風が好きでしたが、今作は猫侍である必要があるのかなって。時代劇風味のコメディが面白かったのに、場所は異国の地だしなんかやたらと横文字はいるし。今回は脚本だけではなく描写もあまり好きではありませんでした。雰囲気が好きな映画だっただけにこれは残念でなりません。せめて侍らしさは残して欲しかったです!こういう設定で描くなら侍じゃなくても良いと思うし、キャラ設定も何かおかしい。異国の地ということなら皆して日本語話せるのはおかしいでしょうって思いますね。なんか無理やり作ったような映画にみえてしまいました。あっ猫はもちろんかわいかったです。
宝物
バナナがでてきた時点で宝物は何かっていうのはすぐにわかりました。でもなぜあの海賊がそこまでバナナの種を欲しがったのかが不明です。売りさばくにしてもバナナが育つような土地にはすでにありそうだし、異国に売るためなら育ったのを売ったほうが早いし。自分たちで育てるにも海賊が作物育てるなら船から降りないといけないですよね。ここらへんの動機はまったく不透明でわからなかったのが本当に残念すぎます。
猫はどこから?
この島には黒ネコが一匹元々いました。黒ネコは悪魔だと言われていますが、一体この猫はどこからきたのでしょうか。島なら渡ってこれるわけでもなく、他に猫がいそうな気配もありませんしね。悪魔と言われつつもけっこう立派な猫家みたいなのにも住んでるし、よくわかりませんでした。
許すことが大事
言っていることは良い事なんですが、どうしてバナナの種を渡すことが許したことになったのかちょっと意味がわかりませんでした。だって猫侍にとっては不必要なものをあげただけですし。脚本が無理やりすぎでここの言葉の重みがまったくといっていいほど感じられませんでした。たぶんこれが今作のテーマだったのだと思いますが伝わってはこなかったです。
母親はどうなんだろう
元はといえば離縁させようと企んだタエのせいでこうなった物語。信じて待つ二人をみたタエは今回は大目に見るとか言ってなぜか上から目線。班目はその企てを知りませんから仕方ないですが、奥さんはなんで夫をそんな目に合わせられて怒らないの!って思ってしまいました。でもアレルギーを持つ娘から猫を遠ざけようとするのはわかりますよ。アレルギーは怖いものですしね。ただそのアレルギーもくしゃみが近づくとでるってだけで、たいして物語に絡んでこないのがなんとも。この設定はいらなかったと思います。
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