感動巨編?ホラーじゃないの?
リアルな学生たち
まず何を楽しめるかといえばリアルな学生の様子だと思います。
素人も入ったオーディションから選ばれた子たちなのでリアルな演技を見せてくれます。
主人公の藤野さんもこの映画がデビュー作とか!うますぎる!
藤野さんの芸名はこの映画からそのまま取って藤野涼子ちゃん。いいですね~!
顔が整った子ばかりでもなく本当に普通の中学校のクラスを覗いているような、そんな不思議な感覚です。
私はもう20代後半なのでもはや親御目線でしたが、同じ中学生の時に見れていたらもっとリアルに感じただろうなと思いました。
ニキビで悩んでいたじゅりちゃん。あれが本物のニキビにしか見えなくて検索しました(笑)
メイクのようです。私もニキビに悩んでいたのでちょっと親近感だったのに(笑)
いじめのシーンもリアルだったので見ていて辛かったなぁ。
特に女の子が男の子にいじめられるシーン。
主人公の藤野さんと同じように目をそらせてしまいました。
見守るのはベテランの大人
物語の中でも、演技の面でも、子供たちを際立たせるのはベテラン俳優陣。
永作博美さんが中学生のお母さん役ってのに驚きました(笑)あんなにかわいいのに!
物語の中でも、子供たちが成長しようと問題を解決していこうと奮闘するのを邪魔する大人もいれば、全面的に協力してくれる大人もいます。
協力してくれる大人が多かったから、真実が解明されていったのですね。
ホラー映画並みに恐いラスト
まつこちゃんの死後、ショックで声が出なくなってしまったじゅりちゃん。
この映画のラストシーンではそんなじゅりちゃんがパソコンでしてはいけない事をしているところを、
母の永作博美さんに見つかってしまいます。
そのシーンの恐ろしい事!
真っ暗な部屋にパソコンの光でポーっと浮かぶじゅりちゃんの顔(この段階で結構恐い)
そこにぬっと現れた母!
「じゅりちゃん!何してるの!?じゅりちゃん!」と困惑する母。
説明するにも声が出なくて何も言えないじゅりちゃん…
ドキドキしながら見てたら流れてくるエンドロール…!
うそー!これで終わっちゃうの!早く後編!と思って後半まで待てなかったです!
見終わったあともラストシーンが衝撃すぎてボーっとしてました。
おもしろいけど長いかなぁ
本作はとてもおもしろいと思いましたが、ちょっと長いかなぁと思いました。
特にあのいじめのシーンと望月くんが藤野さんを責めるシーンが何度も何度も流れてきて
もういいんじゃない!?と思ってしまいました。
でも何回も繰り返すからこそ重みがあるのかなぁ。
あまりに繰り返されるので一緒に行った友人は「また?」と笑っていました(笑)
でも地上波でカットされたものが放送された時はわけがわからなかったので、やっぱり見るならノーカットかな。
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