増えてるね、最近
女性の社会進出すごいっ!今は2割以上全国で女性消防士がいるそうです。
といってもこれもつい最近知ったお話です。自分はいまだに女性消防士を生では拝見させていただいたことがありません。だから今も荒々しい炎に命をかけてむかっていく危険と隣り合わせの男っぷりの上がるお仕事として認識してましたがそういう職業も女性が入り込むだけで絵になるっ!って思いました。「消防女子!!」ってもうそれだけで十分なネタだなあと思いました。よくあるお父さんの背中みて消防士に憧れちゃったって素直な女子の図。時々見受けられるパターンですが。しかしこの消防女子ネタは美味しかったですね。見つけたもの勝ちなんですよね。
YAWARAとかもそうでした。
柔ちゃんも荒っぽい男臭い柔道の世界で実力をとどろかす美少女でしたもんね。消防女子も男の中の一輪の花だから見たくなるんですよね。でもこのマンガは実際の消防士という過酷で人の死にも立ち会わなくてはならない非常な部分も描いていてそこのところについても十分考えさせられるんですよね。ある重要な人を救うための仕事について念入りに描かれていてそれを読んだ読者がみんなその世界を知る…。消防車にすれ違った時とか思わず感慨深いというか見る目が変わってしまいましたよ。そしてサイレン鳴らして走っているのを見た日にゃあ頑張って!無事に事を終えて帰って来てっ!と本気で思ってしまったんです。さらっと読んでしまえた割にいざそのような現場とか関係者などを見るとふいにうわって思ってしまった自分にびっくりです。
元々は小説だったのでしたね。本作はそのコミカライズ
といったところでしょうね。マンガにすることによって年齢層やファン層が変わったり広がったりしますからね。ただ作家の佐藤 青南ってミュージシャンでもあるんですね。しかもそれでいてミステリー系のストーリーをよく書いているタイプみたいです。でも小説もどちらかというとラノベテイストがある感じなのでコミカライズもある程度はしやすかったのではないでしょうか。特に頭で思い描いていたむさくるしい男消防士のオフィスの風景も実際にマンガになるとそれによって気付くことなんかもあったりするんですよね。特に更衣室のシーンとか女子1人だけがその署で働いているわけだから専用の場所がやっぱり用意されていて何か腫れ物感とか特別感があります。でも女だからといってなめるなーとか先輩がわめいているシーンとか先輩のうっとうしい物言いが尚うっとうしくて若干デフォルメされてて苦笑いさせられました。
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