パパが変わった1日 - ドタキャン・パパの感想

仕事でドタキャンばかりのパパ

ある朝奥さんが体調が悪いので、代わりにパパが子供達を学校へ送っていくことになった道中のドタバタ劇。時計を10分もすすめて遅刻もしたことないしっかりもののパパ、でも仕事ばかりの毎日で子供達との約束もドタキャンばかり。冒頭でも奥さん体調悪いって言ってるのに仕事へ行きたいからとなんとかして断ろうとしている姿が印象的。自分が奥さんだったら絶対こんな旦那は嫌だなって思います。それくらい家族のことを後回しにしています。そんなパパが自分の子供と近所の子供を乗せて学校に行くことになるのですが、途中朝食にと立ち寄った自分の仕事のプレゼン先でもあるお店にてなんと銀行強盗に遭遇。ここでいいキャラしてるのはそこで居合わせたおばぁちゃん(笑)警察も合わせて何人か銃を持っているのですが、そのおばぁちゃんも銃を持ってる人の１人！ここからドタバタコメディがはじまります。犯人は他の人が強盗しようとした人が失敗したのに運良く強盗できちゃった陽気なおじさん。移動遊園地を経営しているだけあって子供好きで、パパと子供達を人質にとったあとも決して危害は加えないようとしない。それどころかめっちゃ子供達と仲良くなります！タイトルにもある通りドタキャンばかりするパパよりも、仕事はうまくはいかなかったが自分の息子との話を楽しそうにする犯人に子供達は憧れていそうでした。

風変わりなカーチェイス

この映画ほぼずっと車の追いかけっこをしています。でもコメディなので風変わりです(笑)普通はかっこいい車に乗った犯人をパトカーで追いかけるのが普通の映画ですが、この映画では家族で乗るようなバンを様々な車が追いかけるのです。一番面白かったのは女性の駐禁取締官がレッカー車で追いかける姿！普通の映画だったらまずないですよね(笑)しかもこの映画コメディなのですが、けっこうアクションもすごいんですよ！モールを車で爆走するところは面白くもあり、アクションもすごかったです。

変わったパパ

仕事命だったパパ。最初は仕事に遅刻してしまうことを気にしていましたが、犯人と子供達とすごしていくことによりだんだんと変わっていきます。わかりやすい描写として、モールの2階からガラスを突き破って車でダイブした場面があります。あれはきっとパパの心境の変化をあらわしていると思います。犯人の目的地である倉庫についたとき、トラブルで息子の乗った観覧車が止まらなくなってしまいます。そのとき観覧車のギアを止めるために使用したのはなんと自分がプレゼンで使用しようとしていた資料でした。なんとか仕事に行きますが、そこに資料はなく。でもそこで彼は子供達とのことを考えたプレゼンをし、なんと仕事までやめてしまいます。最後夫を変えてくれてありがとうって犯人に奥さんがいうのですが、仕事ももちろん大事だけど何より家族を思いやる気持ちが大事と思わせてくれる映画でした。