ITでしょ?擬人化でしょ?『ハリウッドで最も過小評価されている俳優』ジェフ・ブリッジスでしょ?えーとそれから・・・
トロン、これ高校生になってすぐ見に行きましたよ。
当時はじめて見るCGアニメの帆船の美しさに惹かれて。
当時はあまりストーリーがピンと来なくて、合成画にはめ込まれたお面みたいなJ・ブリッジスの顔がキモかったのと、CG合成アニメの画像が期待通り美しかったのだけが印象に残ってます。
中学高校の時の私はSF作品にはまっていて、少しくらいストーリーがチンプンカンプンでも、気にせず楽しんで見てました。
それにジェフ・ブリッジス主演の映画もTVでよく見ていて、当時お気に入りの俳優だったのですが・・・。
先ほどトロンのウィキを読み返してみて、えっ?こんなに面白いお話だったの?と今ながら吃驚しました()
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29
今だったら擬人化とかCGによる合成とか普通に見られる設定・手法だよね?
お話もゲームを盗作して会社のCEOに収まっている奴にリベンジとか現代にマッチしているけれど、当時は意味が分からなかった。
でも「仲間を集って敵討ち」というのは日本のドラマ・時代劇ではおなじみですね。
未来的な設定に古くからあるコンセプト。今見たら当時よりも面白く感じられるだろうな。
以下はウィキペディアの中で紹介されているストーリーですが・・・
>アランも不正調査とMCP破壊のために、開発途中の監視プログラム・トロンを起動することを決意する。
>しかし、フリンの侵入は既にMCPによって察知されていた。結果、フリンはエンコムが実験中の物質転送機によって、MCPが支配するコンピュータの内部世界へと送り込まれてしまう。そこはMCPによる圧政下にあり、あらゆるプログラムがネットを通じて集められ、奴隷のように扱われていた。
>そんな中で、フリンはアランそっくりの1人のプログラムと出会う。実は彼こそが、MCP破壊の任を帯びてアランに送り込まれたプログラム・トロンだった。
>2人は計算プログラム・ラムと共に、コンピュータ世界におけるMCPの圧政を打ち砕くため、戦いを挑んでいく。
なんなのよこれ。
スターウォーズ見たときも感じたんだけど、未来が舞台のお話でも物語のプロットはローマ帝国時代のまんまじゃない。
そこには必ず民の自由を統制しようとする暴虐な支配者がいて圧政を敷いている。奴隷のように扱われる人民を解放するために立ち上がる君こそヒーローだ!みたいな・・・
擬人化されるプログラムが奴隷の扱い・・・
せっかく擬人化までしておきながら、いい加減飽きないのかなこの設定。
白人の精神構造って良くも悪くも自分たちを支配したローマ帝国へのコンプレックスから成り立っているのね。
まあ欧州の文明はヘレニズムから半分受け継いでいるわけだし。
私としてはトロンみたいなCGとの合成技術を使った作品として映画化されるのなら「ク・メルのバラード」で有名なコードウェイナー・スミスの作品をお願いしたい。
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