口調や見た目ではないもの
乱暴だけど心の底は暖かい
強がりながらも雷が怖いという身近にありえる弱さも見られるキャラクター
甘やかされて育ってきた王子という設定
ですが甘やかされて王になんてなりたくないっていうのではなく王になるんだって信じて育って来たのもすごいなと
思います。
そして甘やかしながらも王にはまだと判断を下した父王
少し悔いているのかこの時を待っていたのかはわかりませんが大胆だなと思いました。
そんなこんなで人間界に来て自暴自棄にならずに済んだのは一緒についてきてくれた家臣達の存在ですかね
なれると思っていたものになれなかった上に人間界に飛ばされて
失望と怒りと合ったなら凶暴になってもおかしくないのに
でもそうならなかったのは身の回りの人が自分にかけてくれる言葉や態度を理解しているから
愛しているからこそ甘くなってしまう事があるのと同じ
しつこいなとかうるさいなと思ったりはしていても愛情をそこに感じているから踏みとどまれる
やめる事ができるんでしょうね
王子と家臣のやり取りの中にはそういった愛情を感じる事があります。
王子なんですからと言い細々言いながらも心底心配していなければ言わないはずですから
言われなくなったら終わりという言葉を耳にします。
本当にその人に期待も関心もなくなれば家族でない限り相手になどしないでしょう
やんちゃな王子もきちんとその違いを感じ受け入れられるのは
口調や態度は乱暴でも素直だから、心は優しいから
外見は怖いけど実は動物を前にするとすごい優しい口調になる人がいたり、
実は甘い物が大好物だったり意外性を持つ人もいます。
第一印象は見た目も大きく影響を与えてしまうかもしれないけども
話し上手じゃない人、あがり性で人の前が怖い人など様々な人が実際の世界には生きています。
王子もそうじゃないのかなって感じました。
上手い伝え方を知らないからそう育ってきてしまったから
言葉と態度からそれを強く感じました。
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