ありふれた日常の中に - 男子高校生の日常の感想

この作品を見て、今までにない面白さを感じました。独自のテンポがありそのテンポは決して速いものではないが、「ふふっ。」と、つい、小さく笑う場面が多く、時に大きく声をあげて笑ったりします。特に妹の制服を着てコテンパンにされるとこなどは最高でした。この作品は女子高校生がやたら強くて、気性が荒く、少しリアルな女子高校生の日常を描いているのではないでしょうか。途中から、タダクニの出番が極端に少なくなり、かわいそうにも思いましたが、たまに出てきたときに、雑な扱いを受けるのは、ヒデノリ、ヨシタケのインパクトが強すぎるからかもしれません。ミツオ君のいじられ具合も半端じゃなかったですが、宝物であるプラモデルを破壊されたときは作者は鬼だと思いました。唐沢としゆきと羽原の関係が自分の中では一番面白いと思いました。特に羽原は、昔はアークデーモンと呼ばれていましたが、今はおとなしくなっていて、そのギャップになぜか惹かれます。物語終盤ではヒデノリの「ラバーシューター」に関することもうまく回収されていて、少し心温まる話となりましたね。オチとしてはヒデノリはすこしかわいそう。男子高校生の日常は幅広い年齢層の多くの人が楽しめると思う作品です。一話完結が多いのでストーリー性はあまりありませんが、ショートショートということで楽しめました。