もっと見てみたかった
読んだのはかなり昔なんですが、マーベラスは少し印象に残ってるマンガでした。
絵自体はそんなにうまくもないとは思いますが見辛いわけでもなく…そこはおそらく好みによるところだと思います。
ボクシング初心者をチャンピオンに育てるためにあれやこれといった手段を使い成長させていくわけですが、ボクシングマンガの代表的な作品であるはじめの一歩との大きな違いと言えば、トレーニング方法がジムで行うトレーニングだけでなく、ティッシュ配りなどボクシングにまったく関係無さそうなことを応用して体に動きを覚えさせるような指導であったシーンなどです。
また、大きな違いは展開の早さです。あまりにも早い気がします。はじめの一歩は世界チャンピオンになるために(未だになっていませんが)100巻以上使って様々なキャラクターと対戦していたり、ジムの仲間の戦いや関係性を描いていますが、マーベラスに関してはほとんどそれがなかったように思います。出版の関係上早めに終わらせなければならなかったのかもしれませんが、もっとキャラクターを増やしたり、試合の数を増やすなどストーリーはもっと広げていけたと思うと少し残念に思いました。
一番残念だなと思ったのは、世界チャンピオンになった瞬間です。パンチ一撃で当時のチャンピオンを倒してしまったとこです。ライバルとの戦いより短くて構わないのですが、パンチ一撃で終了ですよ…なんかとてもあっさりしすぎではないでしょうか?
そして最強のチャンピオンになった主人公と対戦が決定した元トレーナーとのポスターを描いて終了…なんだかもったいない気がするのは僕だけでしょうか…?
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)