八重の桜のあらすじ・作品解説
『八重の桜』は、2013年に放送された同名のNHK大河ドラマをノベライズしたもので、同志社を創設した新島襄の妻となった八重の生涯を描いた作品である。山本むつみの脚本を五十嵐佳子が小説化した。 会津藩砲術師範の山本家に生まれた八重は自由奔放で男勝りの娘。兄から銃の手ほどきを受け新式銃の開発にも携わり、兄の友である川崎尚之助と結婚する。時は幕末、会津藩は徳川将軍家への忠義を尽くし、討幕派追討へと動いていく。けれど、戊辰戦争に敗れた会津藩は「逆賊」とされ、苦しい生活を強いられる。八重とその家族は京都にいる兄を頼り、そこで「学問」という新たな生きがいを得る。また心ならずも離縁することとなった尚之助との再会を東京で果たすが、尚之助はまもなく病死してしまう。失意の中、アメリカ帰りの新島襄と出会い、結婚し、人々の偏見を乗り越えて、キリスト教に根ざした同志社英学校の開校にこぎつける。幕末の動乱をくぐり抜けた八重が、明治という新しい時代を駆けぬけていく。
八重の桜の評価
八重の桜の感想
故郷を愛する心
会津の魂を胸に、激動の時代を力強く生きた実在する新島八重の一生を描いた物語です。小さいころからおてんばで父親のいうことを聞かない男勝りの八重さんは鉄砲に興味を持ち始めます。私は福島県で生まれ育ちました。震災後に八重さんがフューチャーされるようになりました。女性が鉄砲を持ち、会津のために命をかけて戦うのです。同じ県にこんなに素晴らしい人がいたなんて知らなかったので本当にこの歴史背景を知ることができてよかったです。私は福島の人間であることが少し恥ずかしいと思っていたのが現実です。しかし、この物語を知ることで福島人であることを誇りに思い皆にも知ってもらいたいと思います。