ニューヨークの巴里夫(パリジャン)の評価
ニューヨークの巴里夫(パリジャン)についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ニューヨークの巴里夫(パリジャン)の感想
人生は複雑だ、しかしそれでいい
セドリック・クラピッシュ三部作完結編スパニッシュアパートメント(2002)、ロシアンドールズ(2005)に続くセドリッククラピッシュ三部作の完結編です。タイトルの「ニューヨークの巴里夫」は邦題で、原題は「Casse-tete Chinois」、英題は「Chinese Puzzle」と、どちらも難解な中国のパズルからタイトルを取っています。なぜ邦題がこんなことになってしまったのかは分かりませんが、邦題も無関係ではありません。確かにニューヨークにやってきたパリジャンとしての、文化の違いやそれに戸惑うグザヴィエの様子も描かれています。第一作公開から約11年の時がたちましたが、作品の中では約20年の時がたっています。なのでそれぞれの登場人物の人生もいろいろと変わっていきます。映画の続編というのは大抵同じことの繰り返しで退屈になるものですが、この三部作に限っては別です。なんせ我々の人生と同じように彼らの年齢も人生も変化し、直面する問題...この感想を読む