どぐされ球団のあらすじ・作品解説
どぐされ球団は1978年から1982年の間に月刊少年ジャンプに連載され、単行本は全19巻発行された漫画で、作者は竜崎遼児氏である。ストーリーは、明王アタックスの代打専門の鳴海真介を中心に野球一筋の仲間が活躍する野球漫画である。多くの実在するプロ野球選手も登場して話題を呼び、話は基本1話オムニバスで個性豊かな選手にスポットを当てて構成されていた。 個性あふれる登場人物を幾人か紹介すると、まず主役の鳴海真介は高校時代に江川2世と呼ばれる豪速球投手だったが、甲子園の準決勝で右手人差し指を骨折、その後の大ファールで指がちぎれて投手生命は絶たれるが、大ファールがスカウトの目にとまり、代打専門としてプロ野球入り活躍する。更にはノーヒットピッチングで敗戦投手の十文字、完全盗塁を狙う代走専門の速水、元相撲取りの捕手大場、球場の風向きを熟知している球場の申し子神風など、かなり個性的な選手が活躍していた漫画である。