タイヨウのうたの感想一覧
映画「タイヨウのうた」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
YUI
この作品で色素性乾皮症という病気を知りました。この作品での病気の知識しかありませんが、病気だから○○が出来ないという事が多く見受けられ切なくなってしまうシーンも沢山ありましたが、主人公の雨音薫を演じるYUIの澄んだ瞳に救われた様な気もしました。YUIの無機質な感じの演技がとても良かったです。演技が上手というわけではないんですが、本当にキレイで吸い込まれていく様な感じがしました。そしてYUIの歌っている横顔にまさる者なし!と言った感じでそちらもとてもキレイで画面から目をはなす事が出来ませんでした。この作品を見て一瞬一瞬を大切にしなきゃと思いました。
歌がいい
歌手としてのYUIが好きだったので観て見ました。YUIの演技はあまり上手でなないのですが、そこが「人とあまり触れ合う機会のない少女」という雰囲気に合っていて、なかなか良かったと思います。また色白さや不器用さなどYUIの素の部分が、病弱な少女役にぴったりでした。塚本高史も好きな俳優なのですが、年齢的に高校生役はちょっとムリがあったかなぁ。どちらかとういうと塚本高史はコメディのイメージが強いので、真面目な恋愛モノを見てるとニヤニヤしてしまいます。それと演技初心者のYUIにひっぱられて、塚本高史も棒読みだったように思います。沢尻エリカ主演のドラマバージョンとくらべたら、映画の方がおススメです。
意外といい!
YUIの演技があまり上手ではないけど、意外といいんです。YUIの本当の話しみたいに思えます。映画で歌ってるシーンは、いつもどおりなんでしょうかあの幼い顏で、ミケにシワ寄せて歌うのがこの映画のストーリーの薫役にもぴったりあっていて、そして切なくなります。片思いだけだったら、そこで終わっていたらもう少し自分の終わりを受け止めることができたかもしれない。あまり時間がないことは理解していたはずなのに。この映画が公開された時、ニュースでXPの病気の特集をやっていました。映画のように、紫外線に浴びさえしなければというような病気ではないと知りました。映画で知ることができることって、たくさんありますね。ドラマもありますが、断然映画の方がおすすめです。YUIの「Good-bye days」聞くたびに切なくなります。
女優YUIの瑞々しさ。
XPという難病。何となく知ってはいたものの、映画通りの症状では必ずしもないようですが、それでも広報の役割として映画の題材になることは、認識を広げることができそうです。ストリートミュージシャンである薫が、必死に日に当たらないように暮らしているのが切なくて仕方ない作品です。それでも生きて恋をして、相手にも想ってもらえるという奇跡。薫を演じるYUIの存在感が、ギターを手にしている時にひときわ光っています。演技面でも全然おかしくなくて、しっかり作品に寄り添っています。でも初々しいことは初々しい。女優として他にいろいろ出てほしいような、タイヨウのうた一本きりであってもそれはそれでレアで素敵なような…。それにしても劇中歌、「Skyline」が特にすこぶる気持ちの良い曲です。必聴です。