コンスタンティンの感想一覧
映画「コンスタンティン」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
ツンデレのダークヒーロー
キアヌはこういう胡散臭いというか、現実離れした人を演じるのはさすがだとおもう。子供の頃から霊の存在をみることができてそのせいで自殺をしたが失敗し、ルールとして次死んだら地獄行き決定。だから自分の霊感を使ってエクソシストをして、少しでも天国行きへの点数稼ぎ。でも何十年も煙草を吸いすぎて肺がんになり、もう間に合わないかもしれない・・・でも天国行きたいんです!ダークヒーローだけど、キアヌはそれがいい。顔色はめっちゃ悪いし、マナーは悪いし、口も悪い。でも悪態をつきながらでもヒロインをついつい助けてしまう。しょうがないなぁ・・・という顔で色々やってくれるからチャズもついてくるんだろうなぁ。ツンデレ体質なんでしょうか?コンスタンティンの部屋って生活臭がまったくしないけど、お風呂の横に置いてあるアヒルちゃんは浮かべて遊んでいるんだろうか?それぐらいしか生活らしさがない。露店みたいな所でパンケーキらし...この感想を読む
キアヌ・リーブスのホラーアクション!
天界と地獄の均衡を崩すハーフ・ブリードを見ることのできる能力を持つ主人公、ジョン・コンスタンティン。彼は過去に一度自殺を試みたため、死後に地獄に行くことが確定していた。そのため、ハーフ・ブリード狩りを始めるが・・・キアヌ・リーブスが、どこかやる気のない感じのジョンを好演しています。天国や地獄、神や悪魔といった独自の設定がおもしろく、映像もCGをふんだんに使った迫力ある画面で楽しめました!特に良かったのは、天使のガブリエル。中性的で超越した感じの表情など、とてもよかったです。他のキャラもそれぞれ特徴がしっかり立っていて、見せ場も派手で楽しめる作品でした!
主は来ませり
アメリカンコミックを原作にした、キアヌリーブス主演のファンタジーアクション映画。天使と悪魔が実際に人間の棲む世界へ干渉を続ける世界で、エクソシストとして生きる主人公ジョン・コンスタンティン。彼は重度の喫煙癖によって、肺ガンを患い余命1年と宣告されているのだが、幼い頃に自殺未遂をしたことによって、自分が地獄へ行くことがわかっていたため、死後に天国へと迎い入れてもらえないかと奮闘する。天使や悪魔等、非常に宗教色の強い作品となっている今作です。キリスト教の教え、自殺者は地獄に落ちるという教えは個人的にどうも納得できないのですが、他人のために死ぬのはいいんですよねえ?全体的に宗教に関する専門用語等が多様されておりますので、知らない人にはなかなか難解な内容に感じると思います。うーんまあ、佳作といったところでしょうか。
タバコを吸って寿命を縮めよう!
原作はDCコミックの『ヘルブレイザー』が元になっています。主演には『マトリックス』で大ブレイクした無表情演技なら右に出る者はいないキアヌ・リーブス。内容は宗教色が非常に強く、残念ながら日本人には馴染みが薄い。ですが、設定はなかなか面白く、コンスタンティンは正義の為に悪魔払いをしているワケじゃなく、地獄に堕ちたくないから、善行をする事でポイントを貯めて天国に行こうとする狡い考えのキャラクター。しかも、末期の肺ガンにも関わらず平然とタバコを吸って寿命を縮めるというワケの分からない行動をしちゃう反抗期なダークヒーロー。原作ではトレンチコートを着たオッサンだが、本作でのキアヌ・リーブスは格好良く、無表情な演技もなんとなくマッチした気がする。悪魔払いというと神父が聖書を片手に神への祈りを捧げてやるが、コンスタンティンは聖なるショットガン、メリケンサックと言った現代風の武器。更にコンスタンティンが...この感想を読む