少林サッカーの感想一覧
映画「少林サッカー」についての感想が8件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
畳みかけるような笑いに!
熱い情熱に溢れるどこを向いているのか、よく分からないのが当作品です。しかし、逆にそれが魅力でもあります。笑わせたいのか、サクセスストーリーを描きたいのか、驚くような映像が作りたいのか、制作におけるポイントが分かりません。ただ、笑わる方面に捉えても、サクセスストーリーと捉えても、驚くような映像と捉えても、どれも一流のレベルにある作品です。しかし、本編を観ていると、本気で笑えてしまいます。一回観ただけで、この作品の魅力の全てを理解できないでしょう。一回目は、笑い転げることで終わってしまいます。そして、2~3分に一度のペースで笑わせようとしています。それゆえに、一度観ただけでは笑える要素の全てに気付くことができないのです。少なくとも、三回は観なければ、全ての笑い要素を網羅することができないように思えます。それだけ芸の細かいことをしているのが、この映画作品です。そして、笑うだけ笑ったら、次に、...この感想を読む
サッカーだけではない!
少林寺拳法を使ってサッカーをするというなんともめちゃくちゃな映画ですが、この映画本当に面白くて、かなりうちの家族のツボだったのを覚えています(笑)そんな面白いながらも、ヴィッキー・チャオの演じるムイの純粋な恋愛もあったりと、それぞれの登場人物みんなが個性豊かで、とても見ていて微笑ましい映画です。そしてこの映画の見どころといえば、それぞれの必殺技ですね(笑)かっこいいものから、面白くて笑っちゃうようなものまであるので、必見です。そんな個性だったり、ストーリー性は香港映画だからこそのものだと思います。香港映画はちょっと・・・という方でもこの映画なら楽しめること間違いないのではないかと私は思います。まだ鑑賞をしたことのない方は、この機会に是非ご鑑賞してみてはいかがでしょうか。
こんなサッカーありえない!
少林寺&サッカーの発想が面白いですよね!私はツボにハマりました。少林寺の達人を集めてサッカーチームを作って大会に挑むって(笑)パスもドリブルもハチャメチャなんですが、シュートなんかはまさにキャプテン翼みたい。いや、もっと凄いですね!ゴールキーパーだって凄すぎです。何もかもが少林寺のワザのプレーのオンパレード!ありえないから可笑しいんです。選手役の1人ひとりが個性的で本当にマンガの世界をそのまんま実写した感じ。あらゆるところにCGを使ってますが見ていて引き込まれちゃうくらい迫力はあります。ジャッキー・チェンも出演してますが、いつものジャッキーとは違う役にも面白さがありました。とにかく最後まで飽きさせないストーリーです。
男性の情熱が詰まった映画
黄金の右と呼ばれる程のサッカー選手だった主人公ファンはチームメイト・ハンが持ちかけてきた八百長試合に荷担してしまった事で武器の足を折れ選手生命を断たれてしまった。そんな事件から20年後、あの八百長話をもちかけてきたハンがサッカー界を牛耳る存在になっていてファンはその雑用係。ファンはある日街で少林拳を愛する青年シンに出会う。そのシンが超人的な脚力の持ち主だったのだ。その出会いをきっかけにファンがサッカー界を震撼させる。とてつもなく馬鹿げた技の連続なのですがどれも男の情熱によって動かせられている様な感じでかっこいいとさえ思ってしまいました。シン以外の選手のキャラ設定も最高です
漫画を真剣に実写化した!? 爆笑カンフーサッカー映画。
キャプ翼を実写でやったのか?という、宇宙スケールのサッカー映画。あれ、これってサッカー映画って言っていいのかな…(笑)馳星周が惚れこんで自らのペンネームに(名前をひっくりかえして)引用したというチャウ・シンチー(周星馳)が大あばれ。彼を見てると、映画の役柄とは知りつつも、子供のままで大きくなったヒト、という印象がどうしても拭えません。仲間のヴァリエーションも見事ですし、修行の過程の破天荒なトレーニング内容、その上達ぶりをあらわす映像も真剣に作りこんであって、爆笑必至です。試合の時の容赦ないどす黒加減がクライマックスを否が応でも盛り上げてくれて、徹底してるな!と感心してしまいました。ラストのヒキもよかったです。徹底的にエンタメに徹してくれた彼等にありがとうと言いたい映画です。
おもいきった
漫画の様な無理矢理な技が多数出てくるきっと日本では作れなかった映画だな~という感じ日本人は「ありえない」事を嫌う傾向があるからこういうおもいきった事はあまり出来ないと思う真剣にバカをやるっていうのが最高に面白いどれだけ大げさにふざけるかが決めてになっているんじゃないかと疑ってしまうぐらいで声を出して笑ってしまったこの映画の根元にある事は「努力すれば報われる」という風な事だと思うけれどその通り冴えない人間達が日々努力を続けて悔しい思いをしてもそれを乗り越え努力を続ける事を忘れずに大げさにのし上がっていく姿は見ていて気持ちが良いものでした
何度でもみたくなる
アクション映画が好きな私にとっては、たまらない作品である。表現に、汚い部分もあるが、シュールで面白く力強い作品である。少林拳を広めたいと奮闘する青年。そんなとき、足に後遺症をもつ元サッカー選手と出逢う。人気のあるサッカーと少林拳を融合させれば、少林拳を世の中に広められると考えた青年は兄弟子達の元を訪れる。昔の面影を残さぬ兄弟子達。しがない自分を捨て、青年に人生を掛けることにし。初試合。相手チームの暴力を交えたサッカーに、失っていた少林拳の感覚を思いだし、彼らの奮闘劇が始まる。物語も面白く、所々のシュールなギャグや、主人公の破天荒な役柄。周りを固める個性的なキャラクター達からも目が離せない。
王道中の王道!!
昔の少年漫画でやっていたような話を、実写で再現したらこうなった!香港映画であるが、明らかに日本のマンガに影響を受けたかのような作風である。猪突猛進的な主人公、卑怯な悪役、クセのある仲間たち、トンデモな必殺シュート、どれをとってもわかりやすく、だからこそシンプルで面白いのかもしれない。普通は現実離れした原作を実写化するとチープな作りにもなりかねないわけだが、本作は役者たちの熱演が光る。登場人物たちはとにかく熱く、一所懸命なのである。また悪役にジャッキーチェンを迎え、彼の普段魅せるアクションスターとは別のイヤミ溢れたキャラクターにも注目したい。途中、物語は谷の部分もあるが最終的には大団円が約束されているので安心してご覧いただきたい。