呪怨の感想一覧
映画「呪怨」についての感想が7件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
心臓が弱い方、要注意
いやー、本当に感想を書くのも怖いくらいに怖かった作品です。何が怖かったかっていうと、一番は音ですね・・・汗。音がばーーん!となったりするので、心臓が弱い方は要注意です。汗そしてその反面、幽霊がバンバン出てくるので、私は『そこにー!?』と笑える時もありました(笑)しかし、日本の映画って、風景や登場人物が同じ日本人なだけあり、ものすごくリアルで恐怖が増しますよね・・・。映画を見たあとも怖さを引くのは日本のホラーですもんね。この呪怨は、怖いだけでなくどことなく何か考えさせられるような映画でもあるので、子供にはちょっと怖すぎるかもしれませんが、どなたでも楽しめる映画ではないかと思います。
怨念というものの恐さ
ジメジメ&ドロドロした感じの生理的な恐怖を煽る、いかにも日本らしい邦画ホラーのシリーズの第一作目です。1も2もこのオリジナル版と劇場版があり、ストーリー的には同じ舞台ですがそれぞれ違う作品です。自分的にはこのオリジナル版のほうがより恐かったですね。ストーリーがどうこうよりも、とにかく視聴者の恐怖そのものを煽ることに重点を置いているような感じで、最初から最後まで緊張感、恐怖シーンの密度が濃いです。人を呪う、また呪われるということは、突き詰めるとこういうことなんだ、と思いました。初めて観る方でホラーに慣れていない方は、ある程度覚悟して観ることをオススメします。
髪を洗えない・・・
怖さという意味では、すごく怖かった。 背景の設定もよくできていたし、何故伽耶子は悪霊になってしまったかなどちゃんと理由づけされてわかりやすかったように思います。 ただ、誰かれ構わず殺していくと、怖さ半減になってしまうのでその辺が残念だったかなあ。 そして白塗りの息子も怖かったし、何しろあれを観てからお風呂の時に髪を洗うのがマジで恐怖で仕方なくなりました。 あの白い手で洗っている自分の手に触れられたらと思うと・・・みなさん気を付けてください。 あと、喉を「あ”あ”あ”あ”・・・・」って鳴らすのが恐怖で、でも真似して練習してしまいました(笑) ああいう家には絶対に足を踏み入れてはいけないと学んだ映画でした。
やっぱり日本のホラーって怖い
日本のホラー映画ってその恐怖となる幽霊のルールを探ったりして一応ちゃんと筋を通す所が怖い。つじつま合わせがうますぎる。この作品もそんな感じで、幽霊の存在を「そうなっても仕方がない」って物としてしまいそうになる人間の心理がまず怖いし、だんだん解き放たれていく色んな謎。その謎一つ一つが残酷過ぎて…なんだかぁもぉ…。言葉になりません。「リング」とはまた違った感覚の怖さがあるし見て損はないと思います。キャストも柳ユーレイ、栗山千明、三輪ひとみ、三輪明日美。とバラエティにとんでいますが実力俳優ばかりです。この呪怨の次のシリーズも結構オススメですが、まずはこの作品からですね♪
これぞ和製ホラー
だめです、こういう映画は本当にだめです。振り向いたらバーンとか、隙間にドーンとか、かと思えばゆっくりじわじわやってきたり、和製ホラーの雰囲気って最高に怖いですよね。今作呪怨も、そんな和製ホラー感ばりばりのおどろおどろしい作品です。もうこれでもかというほど、青白い人が上下左右縦横無尽に暴れ回ります。情けない話ですが、くるかな!?というシーンでは毎回目を半分瞑ったりしてやりすごしていました。ただ、結構この作品って観る人によっては全然怖くないという人も多いところがおもしろいところで、逆に笑える、と言っちゃう人の声もちらほら聴いたりします。たしかに、びっくり耐性ある人にはシュールなお笑いに見えるかもしれないですね。でも私は怖いんです!びびりのくせにホラーが好きですみません。
無条件に恐い、許してくださいレベルの恐さ
怖いものは怖い、汚いものは怖い。じめじめ暗い汚い、怖い感覚とは生理的な怖さではないだろうか。これは遺伝子レベルで多分大多数の人に備わっているものではと思う。日本の映画のホラー映画は、なんとなくと言う日常が決め細やかに知らず知らずの下線に織り込まれていて、上品な恐さとじわーんとくる底の無いような恐さがある。そこら辺にあるものが、意味を持っていて押し寄せてくる恐怖。「呪怨」は、この恐い感をじわーんと刺激する映画なんだが、見ていて後ろに誰かが立ってるんじゃないかと気になって仕様が無い。見ていながら後ろや背中が気になってしまう。これは本来のストーリーに集中するのが困難な映画の代表だ。何回でも恐怖感を満足させてくれる。
これは怖すぎました・・・
時間軸をバラバラにして、それぞれの体験を見ることができます。そして、すべての物語に関連性があります。ホラーの質としては、ザ・日本的で暗闇、気配、じわじわと追い詰められる恐怖があります。全体を通して、嫌な雰囲気と、じめじめとした感じが気持ち悪い。また、出てくる霊が精巧な作りではないにしろ、なにか人間が気持ち悪い、怖いと思うポイントをしっかりおさえてますので、いい効果になっています。直視したくない、思わず目を逸らしてしまうような・・・そんな感覚です。これを見終わった後は、トイレにビクビクしながら行っていました。暑い夏にみると、涼しくなっていいですよ。