奇人たちの晩餐会のあらすじ・作品解説
奇人たちの晩餐会は1998年フランス公開、ゴーモン製作のコメディ映画であり、フランスにおける映画祭の権威、セザール賞において3部門受賞を果たした人気作品である。 原作は「Mr.レディMr.マダム」や「3人の逃亡者/銀行ギャングは天使を連れて」のフランシス・ヴェベールによる同名劇であり、「3人の逃亡者」がハリウッド・リメイクされた際と同じように今作でもフランシス・ヴェベール本人が脚本、監督をつとめている。 この作品は金持ちの仲間内で「奇人たちの晩餐会」と称してそれぞれが奇人変人だと思うゲストにそうとは知らせず共に集まり、皆で笑いものにするという悪趣味な会を話の土台としている。 主人公ピエールはそんな会のメンバーの一人であるが、ある時腰を痛めてディナーに出られなくなってしまうばかりか、喧嘩した妻が家を出ていってしまう。 仕方なく会を休もうかとしていると今回のゲストに選んだ変人ピニョンが訪れることで、妻、愛人、妻の元恋人、さらには査察官まで巻き込んだ騒動へと発展する様を描いている。