オイディプスの刃のあらすじ・作品解説
赤江瀑による第1回角川小説賞受賞作品「オイディプスの刃」の映画化作品で、1986年に公開された日本映画。製作は角川春樹、監督/脚本は「心中天網島」「戦場のメリークリスマス」など多くの作品に撮影担当で参加している成島東一郎。 海辺に建つ広大な豪邸で暮らす実業家の大迫耿平と妻で元調香師の香子、長男で父と先妻の子18歳の明彦、次男で母と前夫の子16歳の駿介、三男で二人の子14歳の剛生。耿平は良き父であり、香子も気品ある優しい母である。また耿平の妹雪代が同居しており、研師秋浜泰邦が、耿平の刀剣コレクションの中でも妖刀”次吉”の手入れのため、夏ごとに離れに滞在する。が、ある日、その危なげな平衡が崩れ、一家離散となる惨劇を引き起こすことに…。 駿介を「ヒポクラテスたち」の古尾谷雅人(少年期は松田洋治)、剛生を「高校教師」(TV)の京本政樹、明彦を北詰友樹、泰邦を「修羅のみち」シリーズの渡辺裕之、耿平を「白い巨塔」の田村高廣、香子を佐藤友美、雪代を五月みどりが演じている。他に清水健太郎など。