地獄のデビル・トラックのあらすじ・作品解説
ホラーの帝王スティーヴン・キングが自らの短編を元に監督を務めた、1986年に公開されたアメリカのホラー映画。破たんしたスラプスティック・コメディのような内容ではあるが、キングファンのコレクション・アイテムとしての引力がある怪作である。 アメリカ上空を謎の飛行物体が横切ったその時から、全ての機械が狂いだす。跳ね橋は勝手に作動し、自販機は飲料缶を勢いよく発射、芝刈り機は少年を追い回し、ATMは破廉恥な文言を表示するばかりで使用不能に。それは世界中に広がるが、ビルが勤めるガソリンスタンドにも異変が起こり、ゴブリントラックをリーダーとしたトラックの群れが押し寄せ、ガソリンをねだり始めるが…。 音楽はAC/DCが担当し、主人公ビルを「ヤング・ガン」「セント・エルモス・ファイアー」のエミリオ・エステベスが演じ、他に「バットマン」のパット・ヒングル、「ディアボロス／悪魔の扉」のローラ・ハリントン、「シンプソンズ」の声優イヤードリー・スミスなど。キング本人もATMで困る男の役で出演している。
