ジキル博士とハイド氏のあらすじ・作品解説
ジキル博士とハイド氏は1941年公開、アメリカ合衆国製作の映画である。 原作はイギリスの作家ロバート・ルイス・スティーヴンソンの同名小説であり、同作品は1920年の無声映画「狂へる悪魔」をはじめとした多くのメディア展開がなされている。 この作品は、人間の善と悪という二面の分離の研究に没頭する若いジキル博士がついに薬を開発、自らを実験台にすることで、やがて自らの悪の面であるハイド氏を制御できなくなり破滅していくまでを描いた作品である。 実直な医師と凶悪な男という二役を演じたのは、「我は海の子」と「少年の町」でアカデミー賞主演男優賞を二年連続受賞したスペンサー・トレイシー。 監督は「風と共に去りぬ」で監督賞をはじめとしたアカデミー賞9部門受賞を果たしたヴィクター・フレミング、音楽は「サンセット大通り」などでアカデミー賞作曲賞を受賞したフランツ・ワックスマンと、アカデミー賞受賞、あるいはノミネート経験のある優秀なスタッフが数多く集まった。
