カミーユ・クローデルの評価
カミーユ・クローデルについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
カミーユ・クローデルの感想
哀しくて愛おしい
この映画を観たあと、フランスに行ったらロダン美術館に行って彼女の残した作品を見よう。とずっと思ってきました。現代なら才能にあふれた美貌の芸術家ということで、もてはやされて、自分で生活を成り立たせることくらい十分にできるであろう人だったと思います。生まれてくるのが早かったのだと思います。芸術家としてだけではなく、女性としての幸せも望んだであろうカミーユの望んだものを何ひとつとして手に入れることのできなかったようにみえる人生は同じ女性としてとても哀しく、ため息がでます。この映画を最初に観たときは、まだ自分も人生のパートナーをみつけてはいませんでしたが、伴侶を得た今あらためて観て見ると、ロダンの妻、ローズ・ブーレの悲しさもわかってまたひとしお、作品に対する愛着が湧きました。