エマニエル夫人のあらすじ・作品解説
1974年公開のフランス映画。エマニュエル・マルサンの同名小説の映画化作品で、美しくアンニュイなソフト・ポルノとして特に女性客に好評で世界的ヒットとなった作品。この後、多数シリーズ化されている。 監督はファッション・フォトグラファーだったジュスト・ジャカンで、同じくエロスを描いた「O嬢の物語」「チャタレイ夫人の恋人」などがある。 パリに住む外交官の妻エマニエルは、裕福で幸福だが退屈な日々に飽き飽きしていたが、出張中の夫ジャンを追って訪れたバンコクはエキゾチックで目新しく、フランス人のサロンで知り合ったマリーやマリアンヌ、ビーらとの刺激的な交際を経て、セクシーで謎めいた男性マリオと出会い、自らの性への意識を高め解放する”性の儀式”を受けることになるが…。 主人公エマニエルは、本作が映画デビューとなるシルヴィア・クリステルで、その後も本シリーズを中心としたソフト・ポルノに多数出演している。マリオには「サテリコン」「甘い生活」のアラン・キュニー、夫のジャンにダニエル・サーキイなど。