雨の午後の降霊祭のあらすじ・作品解説
マーク・マクシェーンの「雨の午後の降霊会」の映画化作品で、降霊会を営む中年夫婦が子供の誘拐事件を企てるという、1964年に公開されたイギリスのモノクロ・サスペンス映画。監督/脚本は「哀愁の旅路」「サンデー・ラバーズ」のブライアン・フォーブス。1999年には黒沢清監督が大幅にアレンジ・リメイクした「降霊 KOUREI」が公開された。 ロンドンに住む霊媒師マイラは、気弱な夫ビリーと共に降霊会を営んでいる。が、マイラは子供を流産したことがきっかけで心を病み、過去の栄光に囚われ、さらなる名声を得ようと子供を誘拐し言い当てることを計画。協力を余儀なくされたビリーは良心の呵責に苦しみつつも少女を誘拐するが…。 マイラを「女優フランシス」のキム・スタンレー、ビリーを「遠すぎた橋」「砲艦サンパブロ」のリチャード・アッテンボロー、少女アマンダをジュディス・ドナー、ウォルシュ警視を「時計じかけのオレンジ」のパトリック・マギーが演じている。他にマーク・エデン、ジェラルド・シム、ナネット・ニューマンなど。
