コインロッカーのネジ。のあらすじ・作品解説
コインロッカーのネジ。はこなみ詔子によるコミック作品。新書館の月刊Wings、およびサウスに掲載される。 コインロッカーに捨てられ、そこを拠点にスリをして生活をしていた少女ネジと、暗い過去を持ちながら平凡な日々を送るサラリーマンの八坂弘(ひろむ)の交流を描く物語。コマを大きくとり、余白を活かした画面が特徴的である。 弘が通勤途中にネジからスリ被害を受けたことが二人の出会いとなり、ネジの弘の過去に対する素直な気遣いから二人の共同生活が始まる。 基本的にはこの二人から物語は派生し、周囲の人物が関わる話がオムニバス形式で展開するが、ネジと弘双方が全く登場しない話も存在する。 ネジは最初自分のことを「オレ」と称し見た目もボーイッシュなため少年と思われたが、後に「あたし」と変化するため少女であることが判明する。 因に弘の過去は同じくこなみ詔子の作品、「KAMUI-神已-」からのものとなる。こちらの登場人物である弘の家族も、今作にはキーパーソンとして登場する。