大日本天狗党絵詞のあらすじ/作品解説

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大日本天狗党絵詞

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大日本天狗党絵詞のあらすじ・作品解説

『大日本天狗党絵詞』は、『月刊アフタヌーン』1994年10月号から1997年1月号にかけて連載された黒田硫黄による漫画作品で、アフタヌーンKCから通常版が全4巻、新装版が全3巻刊行されている。 この物語の主人公は、小学校の入学式のときに天狗の「師匠」に連れ去られた女・シノブ。彼女は、その後「師匠」に連れられて、15年間根無し草の生活を送っていた。 この世界には、超人的な能力を持つ天狗と呼ばれる存在がいる。古来より彼らは、敬愛すべき相手であると同時に畏怖すべき存在でもあった。だが、テクノロジーが発達し迷信が一掃された現代に至っては、天狗の権威は失墜し、敬愛も畏怖も得られなくなった。そこで、「師匠」は仲間たちと一緒に「大日本天狗党」なるものを打ち立てて、天狗の再興を図るのである。そんな折、シノブは人間にも天狗にもなりきれない自分の存在の曖昧さに疑問を抱く。 この漫画は、天狗たちが巻き起こす騒動を描くエンターテイメント作品であるが、シノブの微妙な心模様を丁寧に描いている点に特徴がある。

大日本天狗党絵詞の評価

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