嬉しい？ 十年経ったけど原爆を落とした人はわたしを見て「やった！またひとり殺せた」とちゃんと思うてくれとる？ 皆実
平野皆実
夕凪の街 桜の国のあらすじ・作品解説
『夕凪の街桜の国』は、2003年9月にWEEKLY漫画アクションで読みきりとして掲載された、こうの史代による全1巻の漫画作品である。2004年には第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を、2005年には第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。また2006年8月にはNHK- FMで ラジオドラマが放送され、2007年7月には小説版が発売されている。そして同じく2007年7月には、監督佐々部清、主演麻生久美子・田中麗奈による映画版も上映された。 この作品は、「夕凪の街」と「桜の国」の二部構成になっている。「夕凪の街」は、1955年の原爆スラムと呼ばれていた街を舞台に、原爆が残した爪跡と苦しい現実をこの街に住む平野皆実を中心に描く。「桜の国」は、被爆2世の石川七波が主人公で、主な舞台は現代の東京である。この部では、罹災者とその家族が引きずる原爆の影を描きながらも、幸せに生きようとする人々の姿を描いている。
夕凪の街 桜の国の評価
夕凪の街 桜の国の登場キャラクター
平野皆実
夕凪の街 桜の国の名言
原爆で父・姉・を妹亡くし母と暮らす皆実だが、１０年経ち、原爆症に倒れる。死にゆく間際に彼女が思っていたこと。
