天地無用!真夏のイヴのあらすじ・作品解説
天地無用!真夏のイヴは、1992年に製作されたOVA「天地無用! 魎皇鬼(りょうおうき)」から開始された天地シリーズの劇場版第2作目である。 ねぎしひろし監督の1995年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメ版「天地無用!」とは一部の設定が異なっており、テレビ版をベースに作られた第1作劇場版「天地無用! in LOVE」とは別次元の、OVA版に近い基本設定のストーリーとなっている。 1997年に公開され、別作品「スレイヤーズ」と同時上映された。 この作品は岡山県に暮らす主人公の政木天地と、彼の周りに集まった個性豊かな宇宙人たちとの日々を描いたコメディタッチのSF作品である。墓参りをしていたある夏の日、天地は彼のことを「パパ」と呼ぶ謎の少女と出会う。不審に思ったヒロインの魎呼(りょうこ)や阿重霞(あえか)は真相を確かめようと奮闘し、騒動に巻き込まれていく。 本作はOVA版、テレビアニメ版のシリーズ通して唯一の木村哲監督作品である。