隠密八百八町のあらすじ・作品解説
隠密八百八町は、2011年1月8日から同年3月26日にかけてNHK総合の「土曜時代劇」枠で放映されていた全9話のテレビドラマであり、本作放送前の2011年元旦に放映されたスペシャル時代劇「隠密秘帖」と対になる特殊な構成の作品となっていたことで話題になった。 この2作は親子二代に渡るストーリーを描いたものであり、「隠密秘帖」は父の世代、神谷庄左衛門の物語、「隠密八百八町」ではその息子、神谷又十郎が活躍する物語となる。そして、どちらの主人公も舘ひろしが演じていた。 ストーリーのメインは、江戸を舞台に町民のささやかな幸せを守るため、又十郎を中心にして結成された「隠密組」が様々な悪党たちに立ち向かっていくという明快なものだが、その過程で次第に明らかになっていく父の代から続く事件の真相や黒幕の正体など、回を追う毎に盛り上がりを見せ、目が離せなくなる展開に視聴者は引き込まれていった。 放映終了後の2011年7月22日には、父と子、2人の活躍を描いた両作品がセットになったDVDが発売されている。