川の光のあらすじ・作品解説
「川の光」は松浦寿輝の小説を原作とする長編アニメである。 2009年にNHK総合の環境特集番組「地球エコ2009 SAVE THE FUTURE」の関連企画として放送された。 物語は河岸工事で住みかを追われたクマネズミの一家が、幾多の困難を乗り越えて安住の地まで旅をする姿を描いている。 原作は2006~2007年に読売新聞夕刊にて連載された作品であるが、アニメ版では原作に登場したモグラ一家や獣医の田中先生が登場しないなど、いくつかの部分で変更が加えられている。 アニメーション制作は「ぎゃろっぷ」。監督は「時をかける少女」「カラフル」などの原画を手がけた平川哲生。演出協力は原恵一、美術は山本二三。本作は第16回上海テレビ祭銀賞、アメリカ国際ビデオ・フィルム祭2010のBest of Awards(エンターテイメント部門)Gold Camera賞などを受賞している。なお2009年のテレビ再放送時には平川監督自らTwitter上で解説を行うリアルタイム・コメンタリーを行った。