前略おふくろ様のあらすじ・作品解説
前略おふくろ様は、NTVにて1975/10/17～1976/04/09まで「金曜劇場」枠で放送された全26話のテレビドラマである。 倉本聰が原案・企画から関わっており、第2シリーズとして1976/10/15～1977/04/01までに全24話が放送された。 東京・深川にある料亭を舞台に、母親思いの照れ屋で三番板前・片島三郎と、花板・村井秀次を梅宮辰夫、三郎のはとこ・岡野海・桃井かおりらが演じている。アウトロー役が多かった荻原とプレイボーイやヤクザ役が多かった梅宮は新たな境地を開き、新人女優・桃井が知られるきっかけとなったドラマである。 料亭「分田上」で働く三郎は、集団就職で山形県から上京した若者である。 職場の花板・村井に憧れており、腕を磨きながら日々精進していた。そんな三郎の前に、突然、山形からはとこの海が現れる。 海は、勘当同然で実家を飛び出し行方不明になっており、以前はピンクキャバレーのホステスをしていたという。
