春が来たのあらすじ・作品解説
春が来たは、2002年9月27日から11月1日にかけてNHKの金曜時代劇の枠にて全6回放送された、原作:小池一夫/小島剛夕のコンビによる隠れた名作をドラマ化したものである。このドラマにて、仲代達矢と西田敏行が初共演を果たした。 舞台は文化文政の江戸、同心・甘利長門(仲代達矢)は筆頭家老縁戚の辻斬りを見逃してしまい、十手をおいてしまう…。一方お庭番の月形小介(西田敏行)は長年使えていた前将軍の側室が亡くなったことにより、お払い箱とされてしまった。それぞれ、自らの仕事に誇りを持ち妻と生活を送っていたのだが、これらの事件をキッカケに人生に絶望してしまう…。そんな二人がひょんなことから知り合い、太郎兵衛と次郎兵衛と名乗り廃寺にて共同生活を始めるのである。 初老の男二人が老いらくの恋に燃えながら、凄まじい剣と忍びの術で世の中の不条理に切り込んでいく姿を描いている。 他の出演者は、南野陽子・萬田久子・榎木孝明らがいる。