詩城の旅びとのあらすじ・作品解説
詩城の旅びとは、1989年10月9日から11月6日にかけてNHKにて放送された全5回のテレビドラマである。 原作:「詩城の旅びと」松本清張、脚本:寺内小春、企画:岡本由紀子、演出:吉村芳之、音楽:三枝成彰(劇中楽曲が「プロヴァンス組曲」の題名でCDリリースされている)が担当。ドラマの撮影は53日間にわたるフランスでのロケを実施した作品である。 物語は、OLの投書によって「プロヴァンス国際駅伝」の企画が動き出したことから始まる。和栄新聞社の木村信夫は南フランスへ飛び、世界の陸上競技の利権を支配しているバローナ会長との交渉を進める…。しかし、企画を投書したOLの多島通子による隠された意図があった…。木村が視察・交渉に行く先、朝霧のカマルグにて幻想的な人影に遭遇したり、「星の館」などでの怨念などが渦巻く場所となっており…。 キャスト…木村信夫:緒形拳、多島通子:中川安奈、小宮栄二:根津甚八、トリオレ伯:フィリップ・ルメール、バローナ:ニコラ・ヴォージェルらがキャスティングされた。