新必殺仕事人のあらすじ・作品解説
「新必殺仕事人」は、テレビ朝日ABC系列で1981年の5月8日から1982年6月25日にかけて放映されたテレビドラマである。 なお、本作は派生作品が数多く存在する時代劇「必殺シリーズ」の中で、藤田まことが演じる中村主水が登場した「必殺仕事人シリーズ」の第2部にあたる作品となっている。 前シリーズから3年後の江戸を舞台に、主水を始めとして、三田村邦彦の演じる「飾り職人の秀」の続投、そして新たに、中条きよしが演じる「三味線屋の勇次」が加わり、後の「必殺仕事人IV」までレギュラーメンバーとして活躍する3人の仕事人が、本作で初の揃い踏みを果たすこととなった。 劇中では裏稼業からすでに足を洗ったはずの主水たちが、勇次たちとの出会いをきっかけに新たな仕事人チームを結成し、再び「法で裁けぬ悪を討って行く」というおなじみの展開に加え、同じ一味でありながらも最初は対立し合っていた主水と勇次らが次第に本当の「仲間」となっていく過程も描かれており、その構成は放映当時から高く評価されていた。
