天と地とのあらすじ・作品解説
天と地とは、1969年1月から12月までNHKの大河ドラマとして放送された日本のテレビドラマである。この大河ドラマから白黒映像ではなくカラー化された。 原作は海音寺潮五郎の同名タイトル小説。脚本は杉山義法。 上杉謙信を主人公とし、川中島で戦った上杉謙信と武田信玄の戦国時代を代表する2人の名将の対比を中心に描いた人間ドラマである。主人公の上杉謙信は石坂浩二が演じ、武田信玄は高橋幸治が演じた。 他の登場人物は、高松英郎演じる謙信の幼少期の教育係・金津新兵衛、樫山文枝演じる謙信とはお互いを意識しあっていた宇佐美定行の末娘・乃美などである。 この作品は大河ドラマ初のカラー作品となったため、カラー放送に対応するためにセットや小道具などがそれまでとは大幅に改められた。 また、放送当時はテープが高価だったために放送後に消去されて他の番組に利用されることが当たり前で、現存している映像がほとんどないが、現存している話はDVDとして販売されている。