霧の旗のあらすじ・作品解説
ドラマ「霧の旗」は1967年10月に主役の柳田桐子に倍賞千恵子を、大塚鉄三に滝沢修で放送した文豪、松本清張の作品である。 あらすじは九州の田舎町で桐子の弟が殺人容疑で逮捕されてしまう。無実の弟の弁護の以来のため敏腕弁護士大塚を訪ねるが無下に断られてしまう。その後、桐子の弟は無実のまま獄中死しあの時大塚が引き受けてくれなかったを恨むようになる。そこから桐子の復習が始まったのだ。 見どころは大塚に弁護を断られた直後に桐子が独り言のようにつぶやいた「貧乏人は救われんのですね」というシーンだ。その後のいかなる手段を使っても必ずやり返すという悪女へと変貌していく桐子の姿だ。 時を超えて2014年12月に松本清張清張生誕100周年記念スペシャルドラマとして倍賞千恵子の代わりに堀北真希、滝沢修の代わりに椎名桔平を据えて霧の旗が放送された。 この時は堀北真希が桐子を演じたので妖艶な感じが悪女としての桐子を一層際立たせたのである。
