コメットさんのあらすじ・作品解説
コメットさんは、1967年7月から1968年12月まで放映された、横山光輝のマンガ作品が映像化されたファンタジーコメディドラマである。当時としては珍しいアニメと実写の合成部分があり、話題になった。メリーポピンズを意識して作られたといわれている。 主人公のコメットは、宇宙からやってきた魔法を使える女の子で、当時のトップアイドルであった九重祐美子が演じている。地球の家庭にお手伝いさんとして住み込み、騒動を巻き起こしながらも、主に子ども達のトラブルを解決していく。コメット自身もいたずらっ子的で、とぼけたところのあるキャラクターでもあり、子ども達にとって親近感のある存在となっていた。魔法を使うアイテムはバトンで、呪文とともに流行した。九重祐美子が歌う主題歌もヒットしている。また、中南米で人気を博し、特にメキシコでは大ブームをおこした。 1978年には、大場久美子主演でリメークされ、2001年にはアニメ化されている。