新選組血風録のあらすじ・作品解説
新選組血風録はNETで1965年7月11日から1966年1月2日にかけて放送されたモノクロのテレビ時代劇である。司馬遼太郎の同名の小説を原作としているが、原作にはないオリジナルの要素も含まれている。新選組が池田屋に斬り込みをかけてから、五稜郭で土方歳三が最期を迎えるまでが描かれた。 土方歳三を栗塚旭が、沖田総司を島田順司が、近藤勇を左右田一平が演じた。プロデューサーの上月信二が栗塚と共に原作者の司馬の元に挨拶に行った際、司馬が栗塚を絶賛したという逸話が残っている。また、司馬は脚本を担当した結束信二のことも高く評価している。最終話には森光子が特別出演した。 1979年から約20年にわたり、有志による上映会が行われていた。この上映会には出演者やスタッフがゲストとして招かれていた。2015年時点で全話がDVD化されている。 なお、2004年に放送されたドラマ「新選組!」ではオマージュとして栗塚旭が土方歳三の兄の役を演じた。