本名 | 狩野善行 |
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よみがな | かのう ぜんこう |
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生年月日 | 昭和30年6月20日生まれ。 |
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性別 | 男性 |
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国籍 | 日本 |
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性格 | 客と取引先に対しては腰が低いが、頑固でプライドが高く、卑劣・非情な性格。 |
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特徴 | 太宰治の『走れメロス』が大好きだったことから、晴海と交際していた頃、彼女から「メロちゃん」と呼ばれていた。大阪育ちで、家族との会話は関西弁で話す。カナヅチでお化け、クモが苦手。 |
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好きな食べ物 | だし巻き卵が好物。 |
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第1部での略歴 | 商社マンであったが仕事に失敗し、宮古島にある晴海の実家に一家で転居。不本意ながら義父・真栄田弘治が経営するサザンアイランドで働くが、宮古や近隣住民と馴染めず毛嫌いする。弘治亡き後、社長に就任するが、経営は右肩下がりとなり借金を抱える。台風の被害で大打撃を受け、猛反対する家族を欺き、借金返済を理由にホテルと自宅を売却する。 |
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第2部での略歴 | 大阪へ転居後は、後輩・梨田から提示されていた重役待遇の約束を反故にされ、閑職である隣の関連会社ビルの警備職に就職させられ、仕事に馴染めず家族に黙って退職。家族に発覚し妻の病状を目の当たりにしてショックを受け、家に寄り付かず行方をくらます日々を送る。昔の気持ちを思い出し、宮古へ戻って妻の介護に専念しようと改心した矢先、海に落ちた晴海を助けようとした瞬間、自分が海に沈んで事故を起こし、多臓器不全で意識不明の重体となった直後に、死亡した。享年58歳。 |
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周囲との関係 | 常に後ろ向きな発言をし、何かにつけて四字熟語やことわざを用いて説教するため、家族から煙たがられている。ホテルの経営を巡る見解の違いや、人生観の相違、自らが立てた計画を阻止されたことなどから、純とは犬猿の仲であったが、内心は純の生き様を羨ましく思っていた。心中を読み明かす愛についても苦手に感じており、彼の母・多恵子とも相性が悪い。正論ではっきりと意見する妻のマリヤに対しては、いつも言い返せずにいる。 |
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