桐院春時のプロフィール
本名 | 桐院春時 |
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よみがな | とういんはるとき |
年齢(作品時) | 19歳 |
性別 | 男性 |
国籍 | 日本 |
所属 | 没落華族の桐院家 |
特徴 | 妾腹 |
価値観 | 家を憎みながら歪んで育った |
物語上での目的 | 鈴子とは血縁がないこともあり「花嫁にしたい」と語っている |
仕事 | 貿易業を成功させる |
救い | 幼く無邪気だった鈴子に屈託なく慕われたこと |
明治緋色綺譚の他の登場キャラクター
明治緋色綺譚の感想
温かなエピソードも争いの渦にのまれていく
没落貴族の娘として明治。遊郭に売られた姉妹。共に恵まれた容姿をしていたが、姉は遊郭での仕事に耐えられずに自殺をする。しかも共に働く女郎も巻き込んで…。姉のほうは、お客の相手をすることがあまりにも苦痛だった。そりゃそうだ、もともとそんなこととは縁のないお金持ちの華族の家の娘。大人だからこそ苦しい、プライドというものがある。周囲の女郎を巻き込んだことはあまりにも罪。彼女なりに囚われた同じ仕事に苦しむ人を助けるつもりだったかもしれないが…死んでしまっては元も子もない。そんな姉の弱さが分かっていた妹の鈴。彼女は頭がよく、察しもよく、外の世界に夢みて生きていた。小さい体でたくましいその心意気。お嬢様としての気品が残る少し上から目線の態度。でもツンデレ。そのキャラクターにハマった人は多い事だろう。鈴がまともでいられたのは、お客の相手ができる年齢ではなかったということもあるだろうけどね。姉と同じ境遇...この感想を読む