演技力が無くても、観られる作品を… - マジすか学園3の感想

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マジすか学園3

3.003.00
映像
3.00
脚本
2.75
キャスト
3.00
音楽
2.75
演出
3.00
感想数
2
観た人
3

演技力が無くても、観られる作品を…

2.02.0
映像
2.0
脚本
2.0
キャスト
2.0
音楽
2.0
演出
2.0

目次

学園から監獄へ…新たなマジ!

「マジすか学園3」を視聴した感想としては、辛口になってしまいますが、おしまいまで見ているのが辛かったです。
このシリーズは最初に、「このドラマは、AKB48の学芸会のようなものなので、温かく見守って下さい」との但し書きが挿入されます。
ですので、出演者の演技力には、最初から突っ込みを入れることなく観るのがマナーだと私も思っています。
正直、原作の1、2シリーズでも、演技的に物足りない部分はありました。
しかし、それでも1話1話を面白く観られましたし、続きが気になるような構成だったと思います。
しかし、第3シリーズであるこの作品は、見ていて「キツイなあ」という印象が強く残りました。

シリーズ3の、シリアス展開にとまどい

原因としては、まず作風がガラリと変わってしまったことが挙げられると思います。
前回までは、私立マジすか女学園を舞台に、不良に扮したアイドルが、殴り合いのケンカをする、という単純明快なものでした。
ケンカの中で育まれる友情がテーマの青春物語で、あまり考えずに見ることができました。
作風も明るく、鬼塚だるまやチームホルモンなど、要所要所に息抜きのシーンも入れていました。
また、二作ともオープニングは明るくリズミカルな曲となっており、全員が不良の衣装でのダンスシーンも良かったと思います。

しかし、この作品では重苦しい空気感のまま、ストーリーが進行します。
今作で初めて、物語の舞台が監獄に移され、より閉鎖的な世界観となりました。
テーマも監獄からの脱出や、主人公パルの失われた記憶の謎など、シリアス度が増したように思います。
また、高圧的で変態的な看守や、腕に付けられた枷が、陰鬱さを演出していると思いました。
オープニングも昭和歌謡のような暗いテイストで、チームハブがメインの出演となっています。

辛口になりますが、このようなシリアスな物を撮ろうと思ったら、演者の演技力がないと、観られないと思うんですよね。シリアスなシーンは動きが無い分、一人一人に表現力がないと厳しいと思います。
この出演者の力量では、人身売買の件や親友の裏切りなど、テーマが重いと思ってしまいました。
今までのように、なにも考えずに観られる作風の方が、このシリーズは良かったのではないかと思います。
また、皆衣装もつなぎに、埃っぽい顔をしていて、画面も汚く感じました。

また、シリアスなものを撮ろうという割りには、中途半端だなと思う所も見られました。
例えば腕輪。センサーに触れると、仕込んである毒が回るシステムになっているので、脱出防止の役目を果たしているのですが…。
毒ってダサいですよね。何で近未来の設定なのに、そこはアナログなんでしょうか。
また、看守は通電した警棒を所持しているのですが、粛清する時に、けっこう優しくお腹に当てています。
そこは顔なんじゃないでしょうか。
何だかやり過ぎるとファンからクレームが来るので、加減しているのかな?と思ってしまいました。
そこは、やるならちゃんとやった方がいいと思います。
この辺りの感想は、本当に私の個人的なものになってしまうので、何とも言えないのですが…。

また、今までは演技力に難のあるキャラクターは、セリフが少なかったり、カット割りを多くしたりと、フォローが万全だったと思います。
逆に演技経験者の大島優子さんやなちゅさん、演技力のあった渡辺麻友さん、松井玲奈さんは、単独のシーンが増えるなど、キャラクターによって上手くドラマの尺を構成していたと思います。

しかし、今作では、演技力の物足りないキャラクターにもセリフや長回しが多かったため、少し見辛い印象を受けました。
演技の上手い人のシーンで尺を稼ぐということもなかったので、ストーリーも単調に思えました。
また、今作はあまり殺陣が凝っていないのかな?と思ってしまいました。その分ストーリーが増したように思います。

出演者が、ほとんど分からなかった

また、今作と前作では、ワクワク感が足りないと思いました。
前作では、ファンではない一般の視聴者でも分かるアイドルが、強敵となって次々と現れるワクワク感がありました。

しかし、今作での出演者はAKBの中でも、私は知らない方ばかりでした。ですので、知らない人達のケンカを見せられているようで、それが少し残念でした。

また、出演者はそれぞれAKBの中でのキャラクターがあって、マジすか学園ではそのキャラクターとは全然違う役をあてられる面白さがあると思います。
例えば、清純派アイドルの渡辺麻友さんが、ズル賢く立ち回るネズミというキャラクターを演じる、というような感じです。
それが、今回知らない方が多かった為に、伝わってこなかったのが残念でした。

このように、マジすか学園3は、「AKBのファンなら楽しめる!」というような作品になったと思います。
しかし、だったらなぜ主人公のパルに彼氏がいた設定にしたのかな?と疑問にも思ってしまいました。

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他のレビュアーの感想・評価

マジで闘う女性の姿ってぎこちなくて可愛さで溢れてる‼

学園を飛び出して新鮮さが蘇った。舞台はプリズン(監獄)。海外ドラマのパロディのような設定でこれはこれで面白い設定にしてきたなと感じました。もはやタイトルの学園は関係なくなってしまっているのですが、、、しかし中身は1作目から継続して戦いの中でしか生きられない少女たちの群像劇を描いているので、シリーズを通して見ている人はすぐに溶け込むことが出来たのではないでしょうか。今回の主人公は島崎遥香演じるパルを軸に、当時若手売り出し中だったメンバーが中心でキャストが組まれていたので、初々しい演技と新しい設定のドラマになっていて、新鮮な気持ちで作品を鑑賞出来ました。内輪だからこそ出来る学芸会の極致シリーズを通して言えることだが、ドラマの冒頭で『学芸会の延長ですのでご了承ください』みたいなテロップが流れる。勿論観ているファンの人達もそんなことは最初から分かっている。分かっているからこそ面白いし、楽しみである...この感想を読む

4.04.0
  • allezallez
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  • 1247文字
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