夜王に関するレビュー
夜に働く男達
眠らない街で働く男が、一番下の位から這い上がり、最終的にトップになる話。
身近ではない職業であるホストの話の為、現実でもそういう派閥などがあるイメージだが、ここでも実際派閥があり、主人公は苦しむこととなる。
俳優たちの演技は、真剣そのもので、本物のホストのような感覚にさせられる。
それに虜になっていく女性達も現実的で、興奮覚めやらぬストーリーになっていく。
特に印象に残ったのは、女性キャストの美貌は、やはり本物の感覚にさせられる。
男性陣の演技の傍ら、女性がしっかり物語を支えている部分は、日常生活でも感じられることも含まれている印象だ。
覇権争い
ロメオでナンバーワンの聖夜率いる軍団に立ち向かい、どんどん昇格していく主人公。
お客に応援され、そして自らも示し、信頼関係を築いていく。なかには慕うものも現れ、物語はエスカレートしていく。
やはりこの手の物語に必須なライバルの存在。それが主人公を強くし、成長させる。
確かな手応えを感じつつも、やはりナンバーワンの凄さに直面し、この物語の中間を担うに相応しい展開であると思われる。
ここでは特にライバルということもあってか、組織内での闘いなので、妙にリアリティが感じられた。
新しい人間には冷たく、古株はどしりとその王座に座り、人生を楽しんでいる。
その場面場面を切り取って考えると、その時の心情が伝わってくるので、見所は、この段階でも満載であると断言できる。
クライマックス
店が乗っ取られる危機に対面したロメオのホスト達は、派閥同士で手を組み、阻止する為に検討する。
オーナーの命が狙われたりなど、様々な困難のなか踏み出していく主人公とその仲間たち。
敵は少なくなく、痛手を負わされることもあったが、乗り越え、ついにはロメオを守りきることに成功。
男達は、夜の街を歩いていくのであった。
いかなることも乗り越えてきた主人公とそのライバル。しかし店自体が狙われてしまうと一変、気が気ではなくなるのが道理。
その2つの派閥が遂に手を組むシーンは特に印象に残っていて、これから何が起こるんだというドキドキ感も感じられた。
主演の松岡を抜擢したのも、かなり影響していると思うが、かっこいい男達と、それを支える女性達も
いい塩梅で物語が進んでいったのも好印象。
落ち度のある回もなく、視聴率も上々で、歴史に残る作品となっているのではないかと予測できる。
そのぐらいインパクトと感動を持ち合わせた作品である。
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