刑事ものなのにコメディ - 戦力外捜査官の感想

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戦力外捜査官

5.005.00
映像
5.00
脚本
5.00
キャスト
5.00
音楽
5.00
演出
5.00
感想数
1
観た人
4

刑事ものなのにコメディ

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

一風変わった主人公

もうとにかく変わっているの一言に尽きますね。というかあの髪型、どの回を見てもほとんど乱れてないですね。常にあのスタイルをキープしてました。しかもキャリア組っていう割にはそんな感じを全く受けない印象でしたね。でも真面目そうなんだなっていうのはあの髪型と眼鏡と格好でなんとなくわかりました。刑事で推理オタクってなかなか斬新ですよね。事件が全部コナン君みたいになっちゃうってことなんですかね。なんて思いながら見てましたけど、ちょっと違いましたね。コナン君ほどの名推理はそうでないものですよね。そもそも現場に出たことないのに推理とか言ってる場合じゃないと思うんですよ。まずは現場の経験積まないとだめだと思うんですけど、千波ちゃんはそんなの関係なしに現場で推理する刑事として働きたいんですね。キャリア組だからそのままいれば出世して偉くなれるのにそれは嫌なんですね。それなら何でそっちに行ったのかなって思うんですけどね。警察の仕組みがいまいちわからないので詳しいことは分かりませんが、希望してれば最初から現場の刑事として働けたのではないでしょうか?そして何よりすぐに手錠をかけたがるのはまずいと思います。犯人ってわけじゃない人まで手錠かけちゃって自由というかなんというか。破天荒っていう言葉がしっくりくるんですかね。あんな簡単に手錠かけちゃってその後の設楽さんたちの対応が大変そう。士かもしれが毎回だなんてちょっと勘弁してほしいとか思ってそうです。

合わなそうでナイスコンビ

推理オタクで頭で考えるのが好きな千波ちゃんとがっつり体育会系の熱血刑事の設楽さん。何となく合わなそうっていうか正反対の2人のような気もするんですけど、意外といいコンビネーションなんですよね。設楽さんも千波ちゃんを現場に出すなって言われてるからそうしようとするんだけど、結局なんだかんだ一緒に出て事件解決しちゃうからもう止めることすらしなくなってましたもんね。千波ちゃんも設楽さんのこと信頼してるからちょっと無茶なお願いしてみたり、設楽さんも文句言いつつやっちゃうんですよね。他の人からは戦力外だって言われてるけど十分戦力になってると思います。むしろこの2人が主戦力なのでは・・・?と思うレベルには解決してる事件多いと思います(笑)

この2人って意外とお似合いなのかもしれないですね。何となくそんな気がします。そうなったら間違いなく設楽さんは尻に敷かれるようになると思います。なんせ千波ちゃん色んな意味で最強ですからね。設楽さんは肉体的なこと以外からっきしって感じなので、間違いないと思います。

個性的なキャラクター

キャラクターが濃いのがこのドラマの特徴だと思います。というよりまともなキャラがほとんどいないのではないでしょうか(笑)みんな一癖も二癖もある人たちばかりでそれが面白いところでもあるんですけどね。こんな刑事さんたちが実際にいたら毎日てんやわんやになること間違いないと思いますよ。

でも和気あいあいとしてるっていうかみんな仲は良いんですよね。でも北里さんはほんとかわいそう。ちょっと入院していなくなっただけでみんなから忘れられちゃうなんて・・・そんなに存在感なかったかな。確かに表だって出てきたことはないけど、そんな忘れるほどではなかったような気が・・・。唯一まともだと思ってた大友さんもちょっとナルシストな感じが出ちゃうのが残念ですね。でもほかの部分では十八係の中でもトップレベルの実力の持ち主だと思います。仕事はできる男って感じですからね。みんな優秀ではあるんですけど、性格とかに難ありって感じが多いですよね。私的にあんまり目立ってないですけど関川さん嫌いじゃないです。設楽さんをライバル視しているんだけど、当の本人が全く気付いていないというかそもそも眼中にないというか。相手にされてないのにそれでも張り合おうとするあの小物感がいいですね。しかも目立つタイプじゃないから地味ーにやってる感じがまたいいです(笑)

あとは千波の両親ですね。伊吹さんの存在感の強さはすごい。そこにYOUさんが加わってよりパワーが増してますね。何より2人とも天然ていうのかな?ちょっとずれている気がするのは気のせいなんでしょうか。とにかく千波ちゃんラブですよね。千波ちゃんは少しうっとおしそうにしてますけど。でもこの両親あっての千波ちゃんだって納得はできましたね。性格的に二人に似てますもん。2人の強烈な部分を受け継いだって感じですかね。

コメディ要素が多い

刑事ものには珍しくコメディが全面に出てますね。シリアスなシーンがあんまりないというか終始クスクスしちゃうような場面が多かったですね。

何といったって関根さんが出てきちゃってますからね。しかも毎回最後の方とかにちょろっと出るだけなのに何であんなに面白いんですかね。言ってることもまとも何だかわかんないのにそれを真剣に聞いてる設楽さんがまたツボ。しかも言われたことちゃんと紙に書いておく律儀なところとかもいいキャラしてますよね。

そして道場の娘の斗志美さんもなかなかいいキャラだと思います。露骨なまでに設楽さんにアピールしてるのに設楽さんは気付かないし、千波ちゃんが来た時なんかだいぶ負のオーラ出てましたからね。

何となくそういうところでちょっと恋愛の要素も入ってるんですよね。何気に三角関係も生まれちゃってるし。まさか大友さんが斗志美さんに、惚れるなんて。しかもあれ完璧一目惚れですよね。まあ、きれいだからその気持ちは分からないでもないですけどね。ただ中身はちょっとおっかない部分を秘めている女性なので一筋縄ではいかなそうですけど。

皆を巻き込むパワー

千波ちゃんは周りを巻き込むことに長けてると思います(笑)

最初は設楽さんだけだったけどいつの間にか十八係の人たち全員巻き込んじゃってるし。みんなも最初は戦力外だってちょっと馬鹿にしたような感じだったのに、途中から千波ちゃんの実力を認め始めて捜査に参加することも反対しなくなりましたもんね。一番は係長だと思います。あれだけキャリアのこと気にしてたのにそれが気にならなくなったのか千波ちゃんだからなのかどことなく許しちゃってるところがあった気がします。元々正義感の強い人だから同じ匂いを千波ちゃんから感じたんでしょうかね。千波ちゃんも正義感強いですから。それに見た目に反してパワフルですからね。こうと決めたらそれを貫くスタイルだから筋が一本しっかり通っているっていうか、自分の信念を曲げないというかだから周りも自然とついていきたくなっちゃうんですかね。というか気づいたら巻き込まれている的な?どちらかというとこっちの方が言い方的にしっくりきますね。

最後の団結力の強さ

最終回でみんな戦力外捜査官になってからの団結力というかチームワークはすごかったですね。何より係長が最後にいいところ見せてくれましたよ。さすが十八係をまとめているだけはありますね。いざという時にはビシッと言ってくれる頼れる上司だと思います。

だからこそ他のみんなも係長のいうことに素直に従うんでしょうね。実力だけじゃなくて人望が確かにあるからこそなせることだと思います。最終回で係長のイメージはぐんと上がりましたね。最後の最後にいい人って感じで終わってくれてよかったです。最後まで楽しくちょっと感動させてくれた作品です。

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