１シーンだけ見たらコナンです - 青山剛昌短編集の感想

「青山剛昌短編集」がアニメーションになっていました

しかもキャストのほとんどが名探偵コナンから。「ちょっとまってて」を見てみました。江戸川コナン役の高山みなみさんがヒロインの阿部麻巳子役で久々に女の子声が聞けていい感じですねえ。主人公は１５歳の科学に詳しい天才肌の高井豊でキャストは山口勝平さんです。高井は自ら作ったタイムマシーンで阿部麻巳子先輩と同じ年齢になるために過去にタイムスリップしようとします。（みんなからも麻巳子先輩からも年下だってかわいがられすぎたりバカにされるのが嫌だったからですが。）何だかかなり切ない話に仕上がっています。

でもタイムスリップをしたのは先輩の麻巳子。

でも普通、始めて作られたようなマシンを使い方も聞かずに使いますかねえ。しかも学校の屋上からいきなり飛ぶんですよ。と一瞬見ながら思わなかったわけではありませんが、まあそういう理屈などは本当はどうでもいいんです。話の根本はそういうところじゃありませんから。そして先輩が飛んでしまった後はみんな彼女のことをきれいに忘れて行きます。そしてここからは過去とか、現在とかの伏線が色々張られていて後輩の彼女が出来たりしてどうなるのやらと思っていました。こういうストーリーの組み立てが出来るところなどが青山剛昌先生のうまさなんですね。オチもドロドロせず新たな後輩彼女もあっさりでした。さわやかで良かったですよね。

その他の作品も青山剛昌ワールド思いっきりを広げてくれてどれも大好きです

昔ＹＡＩＢＡというマンガも描かれていた青山先生ですがあの頃とは比べ物にならなくらいストーリー作りがうまくなっていらっしゃると思いました。（申し訳ありませんがＹＡＩＢＡもアニメになったりファンも多かったとは思いますが自分は全部読むに至らず）そして自分が青山先生の絵柄がすごく好きになってたんだなあと気付かされました。ただコナンを始めこの短編集アニメはあまりにもわくわくさせてくださって上にドキドキでした。神谷明さんの声も久々に聞くことができて新亜こごろうも結構思った以上に受け入れてうまいなあ最近、と思うんです。だからそれはそれでいいんですがやっぱり神谷さんの声もすごく青山ワールドに合ってるんだなあと思いました。ゲストキャラでもいいんでまたコナンにも特別ゲストキャラクターとかで出演するわけにはいかないんでしょうかねえ、あまりみんな固いこととかおっしゃらずに。とにかく全部の作品思ったより内容が短編用すぎず良かったです。