成長を感じることのできる作品
ボールは友達
主人公は大空翼。彼は、サッカーが大好き!ある日、若林と出会い勝負をすることになる。それをきっかけに日系3世のロベルト本郷に才能を見出され、翼の師となる。そして、若林から試合を申し込まれ、ロベルトがコーチに就任。ボールは友達のように普段の生活からボールに触るよう命じる。
様々な出会いとチャレンジの連続
やがて、翼は全国大会に出場する。そこで、松山、三杉、岬、日向など様々な強敵と出会い、成長を遂げると同時に何度も失敗を繰り返した。仲間との絆の深さや、チームを奮い立たせる言葉など、個人ではなく、チームで勝利を目指す。
決勝は死闘を繰り広げる
チームのみんなは疲労困憊、翼もけがを押しての試合出場を余儀なくされ、最大のピンチが訪れる。しかし、翼が前向きな言葉で、チームを引っ張り、優勝に導いた!
一番のキーポイントは翼がどのようにチームを引っ張っていくのか、そして、どう成長していくのかが重要な部分である。
翼はチームを引っ張る時は絶対にマイナス発言をしません。どんなにミスをしても、ボールを怖がっていたとしても、翼は仲間にプラスの言葉がけを行います。さらに、自分の弱みを他の人に見せません。一番素晴らしいのは、最後まで絶対にあきらめないことです。
翼が成長する上で大事にしているところはあきらめないことですが、それだけではありません。翼は人間離れした技を次々と繰り返しますが、このシーンはかなりの頻度で出ます。それは失敗と負けるシーンです。翼は天才ですが、天才ではありません。失敗を繰り返し、方法を考えて、自らを成長させているのです。ドリブルでもシュートでも一度失敗すると、同じ連続を繰り返さないように、考えます。それが、翼の良いところですね。
他にも、翼が成長する上で欠かせない部分があります。それは、人の真似をするところです。自分自身が戦って、足りないところはすぐに盗みます。目で盗むというところです。ある兄弟の技もすぐに自分のものにして、戦いました。他にも様々な技を盗みそれを自分なりにアレンジして使うなど、本当にそこの発想は天才的です。
最後に忘れてはならないのはオーバーヘッドキックの存在です。オーバーヘッドキックは翼がロベルトと初めて会ったときに、ボールをバーに当ててから、オーバーヘッドキックをしてゴールにいれるという技を見せました。翼はそれを来る日も来る日も練習を行い、それが試合で活かすことが出来ました。
キャプテン翼は、技自体は人間離れしている技が多いが、人間的な部分も非常に多く自分自身にも活かせることがたくさんあるとても良い作品です。
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