ギャラリーフェイクで美術に興味を - ギャラリーフェイクの感想

美術に対する興味を駆り立てられるアニメです

ギャラリーフェイクという名前にあるように

贋作専門画廊　じつは裏社会ともつながりあるオーナー藤田玲司が

表裏行きつ戻りつで織りなす人間ドラマです

美術の世界もきれいごとだけでは成り立たないだなぁと感心させられる作品です

例えば　１３人目のクーリエでは

窃盗団のミスでラファエロのマドンナが亀裂

本来修復するはずのクーリエが負傷して

飛行機の機内での修復→藤田玲司の修復技術の凄さはわかる

しかし修復しただけなら窃盗団が得するだけで

窃盗されたマドンナは帰ってこない

窃盗団のボスに心当たりがある藤田

マドンナの身代金という形で決着

清濁併せ持つ藤田だから解決できたんだなぁと思わされる

美術品と織りなす人間ドラマ

藤田に関わる登場人物も個性的な面々で

三田村小夜子→美術界のジャンヌダルク

美術界の表側を象徴する人物

藤田を陽の当たる表側に引っ張り出そうしている

表側での理解者？

知念守人→国宝Ｇメン

欲望を仕事にしてる人

美術品を難癖つけて国宝または重要文化財指定して好きなだけ眺めるのが夢

藤田を摘発してやるぞ思いつつ自分の失態で助けてもらった小役人

翡翠（フェイツェイ）→宝石専門の凄腕女泥棒

宝石関連で藤田を巻き込む妖艶な美人

ミステリークロックに目がない

サラハリファの魅力

メインヒロイン

ギャラリーフェイクでの藤田の助手

アラブ王族でお金持ち

クーデターで家族　国を失い

遺品を藤田に取り返してもらい藤田に恋心抱き日本に居ついてしまう

天真爛漫なキャラで一番藤田を振り回している子

それがよくわかるエピソードが

生きているオフィーリア

サラが乗った飛行機が事故にあう

落ち込む藤田

差し入れ持ってきた三田村さんの発言に切れてしまうほどに

（とてもいい子でした）→過去形発言

実は絨毯買うの思い出してその飛行機に乗ってませんでしたｗ

買いに行った先で電話ありませんでした

おい思いついた時点で電話しろよといった具合です

基本的にサラ想いな藤田は裏側の仕事は一切やらせません

ただそのことがサラにとっては不満なようです

レディーサラでついに結ばれるわけですが

藤田の口説き文句がまた

おい忘れたか？おれは

美の殿堂メトロポリタン美術館の元キュレイターだぞ

だから美しいと思ったものしか

そばにおきたくないんだ

素直にすきって言いなさいおっさん

藤田玲司の魅力

美術やアンティーク品の知識がずば抜けて広い人物

ほぼすべて絵画や焼き物など美術に関わるものなら修復できる人物

美術界の裏側から美術品をときには脅して手にいれたり裏オークションで入手したりするが

信頼できる人物には来歴がはっきりしてる真作しか売らない

人の見る目がある人物